Sex and the City (1998-)
Sex and the City

NYで働く女性達は一体男達に何を求めているのか。キャリアウーマンの女性の恋愛事情を4人のニューヨーカーを中心に描いていく。タイトル通り、NYのSexの在り方が描かれたような作品だが、これはごくごく一部の意見に過ぎない。しかしたとえそうだとしてもニューヨーカーの女性達はものすごい意見を持っているものだ。毎晩のように夜の街に繰り出す彼女達も、結局求めるものは自分を確実に愛してくれる男性なのかも。シングルをエンジョイする傍ら、結婚への憧れを隠せない女性の日ごろの会話のやり取りが興味深く、また過激である。内容がこれだけ過激なのにも関わらず、ゴールデン・グローブ賞で賞を獲得するほどの大人気sitcom。2001年のエミー賞では、コメディー部門で作品賞を獲得している。これはケーブルテレビ番組としては初めての快挙。HBOだけの放送なんてもったいない!日本でも民放で放送されないだろうか。

ちなみに、このsitcomと同様にWOWOWで放送された「ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア」もエミー賞、ゴールデン・グローブ賞の常連であり、エミー賞では2年連続主演男優賞を獲得しており、共にHBOの看板番組へと人気を博したわけだ。どちらのドラマにも当てはまることだが、とにかく過激。ビジュアル的な過激さはそれほどないのだが、テレビとしてはかなりきわどい言葉を連発しているのが驚きだ。映倫みたいなものはテレビにはないのか?と思ってしまう。相変わらず過激で激しい彼女達の恋愛戦争がまだまだ続く。



▲▽ CAST ▽▲
Sarah Jessica Parker Sarah Jessica Parker (Carrie Bradshaw)
Carrieはコラムニスト。ドラマのタイトルでもある"Sex and the City"というコラムを書いており、NYに住む女性を題材に恋愛とキャリアについて毎回語る。それぞれ考えの違う友達たちに囲まれながら、自分の恋愛を見つけようと結構必死。そんなCarrieを演じるのは御存知Sarah Jessica Parker。映画でも活躍しているので知っている人も多いだろう。このドラマに出てからはゴールデン・グローブ賞などを獲得しており、なかなかの評価。1965年3月25日、オハイオ州に生まれる。8人兄弟の4番目だとか。彼女が生まれた後すぐに両親が別れ、母親はビジネスマンと再婚。幼い頃のSarah Jessicaは歌やバレエのレッスンを受けていたそうで、幼くしてプロのパフォーマーとして成長していく。1976年には"The Innocents"でブロードウェイデビュー。舞台活動を続ける傍ら、CBSのsitcomである"Square Pegs"でテレビデビューを果たす。その後ハリウッドに移り、テレビ活動や映画活動に専念する。この頃知り合ったRobert Downey,Jr.やJohn Kennedy,Jr.との関係は結構有名な話だが、結局Matthew Broderickと知り合い、彼とは97年に結婚している。またUNICEFなどのチャリティーやPBS,Legal Information Network for Cancerなどの活動も行っている。1998年から始まったこのドラマでは、エミー賞やGolden Globe賞を獲得しており、2001年には映画のproducerなども行っているようだ。今波に乗っているSarah Jessica Parker。今後の活躍が期待できそうだ。
Kim Cattrall Kim Cattrall (Samantha Jones)
とにかく大抵のいい男となら経験があるというくらい、経験豊富なSamanthaは広告代理店で働くばりばりのキャリアウーマン。男には全く期待していないようで、結婚する気もないらしい!?そんなSamanthaを演じているのはKim Cattrall。1956年8月21日、イギリスのリバプールにて生まれる。生後3ヶ月の時にカナダに移住したが11歳でイギリスに戻り、London Academy of Music and Dramatic Artにて学ぶ。その後はカナダのバンクーバーに戻り、16歳で高校を卒業。奨学金を獲得し、NYにあるthe American Academy of Dramatic Artsにて演劇を学ぶ。在学中にOtto Premingerの"Rosebud"で映画デビュー。卒業後はバンクーバーに戻り、演劇活動を続ける。しばらく活動を続け、LAへ映ると、そこで知り合ったドイツ人の建築家、Andreas Lysonと1982年に結婚。残念ながら1989年に破局を迎えるが、この頃から「ポーキーズ」「ポリス・アカデミー」などで彼女の人気が上昇していった。スキーヤーとしても有名で、スキーのイベントなどにもよくゲストとして参加している。最近、Daniel Benzaliと婚約。90年に入るとテレビが中心だったが、このドラマで再び注目を集めており、映画活動も復活してほしいところ。"The Devil and Daniel Webster"というAlec Baldwin監督作品に出演が予定されている。
Kristin Davis Kristin Davis (Charlotte York McDougal)
4人組みの中では一番の純粋派タイプかも。結婚を夢見る女性で、Samanthaとはまさに正反対のタイプである。意外とあっさり結婚してしまいそうなのに、なかなかいい男性にめぐり合えないのが彼女の運命なのか?Charlotte演じるKristin Davisは1965年2月24日にコロラドにて生まれる。父親の仕事の関係上、コロンビアへと移り、Rutgers Universityへ入学する。卒業後はNYへ移り、CMや舞台活動をスタートさせる。徐々にテレビの仕事もこなしていき、"Seinfeld"などのゲスト出演や"General Hospital"への出演で徐々にテレビ界に進出。そして1995年から約1年間、"Melrose Place"へレギュラー出演し、注目を集めるようになる。その後はテレビを中心としながら、映画へも出演するようになり、去年は"Blacktop"というHBO映画に主役としてfeatureされた。ヨガが趣味で、Melrose〜へ出演する前はヨガのスタジオを友達と開いていたこともあるとか。現在もフリーの時間はヨガを楽しんでいる。ドラマ撮影がある時以外はLAに住んでいるそうだ。
Cynthia Nixson Cynthia Nixson (Miranda Hobbes)
バリバリの弁護士。キャリアはあるのになぜか男運がない。しまいには上司にまでレズと思われていたという悲惨な経験を持つ。それでもがんばるMirandaを演じるのはCynthia Nixson。1966年4月9日、NY生まれ。詳しい情報はわからないが、どうやらSamantha Mozesという娘が1人いるようだ。長年の恋人はDanny Mozesという英語教授で、彼との間に生まれた子供さんのようだ。Barnard Collegeを卒業し、1980年からブロードウェイで活動を続け、徐々にテレビや映画にも出演し始める。テレビでの活動が中心だが、「リトルダーリング」「アマデウス」「ペリカン文書」などといった意外と大きな映画にも出演しているので今見直して見たら面白いかも。ドラマの中では彼女のキャリアに魅力を感じてしまう私。どうでもいいような男と付き合うより、もっともっとキャリアを積んでますますキャリアウーマンとして成長してほしいところ。(笑)
Chris Noth Chris Noth (Mr.Big)
Carrieの恋人役(!?)で準レギュラー化したMr.Bigはなかなかの男だ。男としての魅力はたっぷりと見せつけてくれるが、そこらへんの男と変らない部分があったり、また超特別に見えたりと、Carrieも彼に本気になっていいものなのか悩んでしまうほど。そんな女泣かせなMr.Bigを演じているのはChris Noth。1954年11月13日、ウィスコンシン州で3人兄弟の末っ子として生まれた。母親はCBSの元レポーターであるJeanne Parr、父親はCharles Noth。幼少時代はイギリスやスペインなど、母親について色々な国で過ごしたとか。大学は最終的にエール大学のドラマを専攻している。テレビももちろんだが映画出演も結構多い。映画デビューは"OffBeat"。そして1989年の映画"Jakarta"では主役に抜擢される。彼を一躍有名にしたのは1990年から95年まで出演していた"Law & Order"。このドラマで彼の人気に火がつく。"Law & Order"を降板した後はテレビ映画を中心に色々な役柄を演じる。またステージ活動にも興味を示しており、Amy Irvingと共に"The Heiress"のレコーディングにも参加。最近ではインディペンデント映画への出演が多いそうで、役者としていっそう磨きがかかることだろう。現在はNYに住んでおり、独身だそうだ。(*^^*) "The Cutting Room"というナイトクラブの経営にも携わっているとか。なかなか面白い経歴の持ち主。
関連リンク
Sex andn the City" : HBOのofficial site (EN)
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