Third Watch (1999-)
Third Watch 「サード・ウォッチ。それは午後3時から11時にかけての魔のタイムゾーン。今日も彼らのサイレンがサード・ウォッチに鳴り響く」。1999年からスタートした新ドラマ、「サード・ウォッチ」は、人気ドラマ「er 緊急救命室」などで力をつけたChristopher Chulack等が中心となって立ち上げた、スピード感あふれるドラマだ。犯罪が次々と起こるエキサイティングな街、ニューヨークを舞台に繰り広げられる、警察と消防で働く人々の人間模様が描かれている。見どころの一つは、なんといってもスピード感。音楽を効果的に使ったスピード感あふれる映像は、ドラマのリアリティを盛り上げる。実際に、映像のほうもテレビ番組にしてはかなり迫力があるのでこちらも魅力。また、もう一つの見どころは、舞台がNY、さらに警察だけでなく、消防、そして救急と、いわゆる緊急時のよりどころが舞台となっているので、ERのような生死に関わる問題がでてくるので、ストーリーが身近に感じられる。手抜きさえせず、丁寧に脚本を書いて行けば、絶対ロングヒットになりえるドラマの一つ。今後も期待できそうだ。さてさてこのドラマで個人的に気になっているのは、やっぱりドラマには切って話せない恋愛模様。いくらロマンスものには興味のない私でも、やっぱりドラマにロマンスっ気がなければつまらない。ということで、特に気になっているのがKimとBobbyの関係。かっこいいけどちょっとだらしないJimmyを横に、なかなか先に進めないもどかしい2人をみるのは結構楽しかったりする。また、SallyとDavisのコンビも意外と息が合ってきた。これからも見どころだらけのサード・ウォッチ。今日もNYで彼等が活躍している・・・。


▲▽ CAST ▽▲
Coby Bell Coby Bell (Ty Davis Jr.)
「殉職した父の跡を継ぐ熱血警官:タイ・デイヴィス・ジュニア」
亡き父の跡を継ぎ、警官になろうと挑戦するTy Davis Jr.。父親のパートナーでもあったSullyと組むことになり、彼から父について、また人生について教えられていく。自分自身、警官になる道を選ぶかどうか迷っている段階だが、とりあえずSullyと共に、NYの問題を処理していく・・・。Ty Davis Jr.を演じるのは、Coby Bell。ドラマの舞台となっているNYとはうらはらに、出身はCaliforniaのOrange County。5月11日生まれ。ブロードウェイのベテラン俳優であるMichel Bellの息子としても知られている。昔から人の前で演技することが好きで、デビューは幼稚園のお遊戯会でやった"Goldilocks and the Three Bears"だったとか。San Jose State Universityを卒業し、テレビの世界に入る。ゲスト出演として、"ER""Buffy the Vampire Slayer""Smart Guy""The Parent Hood"などに顔を見せている。そして1998年から始まった"L.A.Doctors"にて注目される。その後、テレビ映画"A.T.F."を撮影後、"ER"のCreatorでもあるJohn Wellsが作り出した新しいドラマ、"Third Watch"にて、新人の熱血警官を演じることとなった。それまでカリフォルニアに住んでいたが、このドラマのためにNYに移り、現在はNY生活を楽しんでいる。Davis Jr.のキャラクターについては「非常に自分と似ているところがある」とのこと。趣味はテニスとバスケットボール。また、趣味でバンドを持っており、キーボードとボーカルを担当しているとか。多才なBellはこれからの注目株!
Molly Price Molly Price (Faith Yokas)
「ボスコを制止する"二児の母"警官:フェイス・ヨーカス」
家族を愛し、自分が信じる道に向かって精いっぱいがんばる。そんながんばり屋さんのお母さんがFaith Yokas。パートナーであるボスコをなだめながら、正義に立ち向かう。仕事と家庭の両立はなかなか難しいが、なんとかがんばっている。なんともいってボスコとのコンビが面白い。いつもはなだめ役だが、時々ボスコから学ぶことも・・・。ヨーカスを演じるのがMolly Price。映画やテレビで幅広く活躍中。ニュージャージーにて12月15日に生まれる。Rutgers Universityを卒業後、舞台や映画にて活躍。最近では「狂っちゃいないぜ」「ランダム・ハート」などにも出演している。ボクシングや読書が趣味ということで、役柄だけではなく、実際にもパワフルな女性といった感じだ。料理も大好きだそうで、"Three Sisters"というサンドイッチ屋さんをオープンさせたそう。う〜む、食べてみたいな〜!
Skipp Sudduth Skipp Sudduth (John "Sully" Sullivan)
「街を知り尽くしたベテラン警官:ジョン・サリヴァン」
ベテラン警察官のサリーは、新人パートナーデイヴィスの父親と組んでいたことがあった。殉職した父を尊敬し、跡をつごうとするデイヴィスと、父の本当の姿を知りながらも、お互いを尊敬しあい、働いていたあの事を懐かしく思い出すサリー。そして長年磨いてきた腕と知識をデイヴィスに伝えようとするのだが・・・。熱血とまではいかないが、良心を失わず、正義のために働くサリーを演じるのは、俳優としてもベテランのSkipp Sudduth。8月23日、マサチューセッツ州生まれ。看護婦だった母親から、医者になることを期待され、メディカル・スクールへの入学許可まではもらったが、結局医者になることを拒否。学校へは入学せず、公務員からワインメーカーの見習いまで、さまざまな仕事を経験する。そしてシカゴのSteppenwolf Theater Companyで働いたのがきっかけで演劇の道に入ったそうだ。舞台や映画、テレビなどで活躍中の彼。映画では「54」「Clockers」などに出演しており、最近ではRobert De Niroの"Ronin"にも出演している。また、テレビでも"Law & Order""Homidcide""Mad About You""Cosby"など、シリアスものからコメディまで、幅広くゲスト出演をこなす。賞を獲得したケーブル映画"George Wallace"にも出演している。NYに住んでいる彼は、ブロードウェイでも活躍しており、シェークスピアの"Twelfth Night"ではHelen Huntと共演している。また、20年以上もの経験を活かし、演劇やコメディなどの監督も務めている。さらに"Munus Ted"というアコースティック・ロックバンドのシンガーソングライターとしても活躍しており、自らのレーベルを持ち、CDを2枚ほどリリースしているそうだ。とにかく幅広く活躍中の彼。新作は、Robert De Niroと共演する"Flawless"(監督はJoel Schumacher)とのこと。
Jason Wiles Jason Wiles (Maurice "Bosco" Boscorelli)
「気性が荒い暴れん坊警官:モーリス・ボスコレッリ」
なかなかやさしい性格をしているのに、短気なところがたまに傷。パートナーのヨーカスにいつもなだめられているのが彼。強がっているが、実は小心者なので憎めない。女性関係にはあまり本気になったことはなさそうだが、お金持ちの娘、二コールとはなんだかんだ言いつつもなかよくやっているようだ!?短気だが、妙に大人びいたところもあるというギャップがこのキャラクターの楽しみかも。演じているJason Wilesは、「ビバリーヒルズ青春白書」に出演していたので、見たことのある人も結構いるに違いない。1970年4月25日、カンザス生まれ。幼少時代から俳優になることを夢見ていたとか。最初は当然下積み時代。テレビや映画のエキストラからスタート。ビバヒルには約1年、Colin Robbins役で登場している。19歳の時にポール・ニューマンとジョアン・ウッドワード共演のドラマ"Mr.and Mrs.Bridge"に出演後、活動の拠点をLAへと移す。更に1年ほどつらい時期が続いたが、何とかテレビの役を獲得。"To Have & to Hold"や"Beverly Hills, 90210"などのレギュラー出演を経て、このドラマのレギュラーをゲットした。映画では"Higher Learning"などにも出演しているので興味深い。結婚しており、奥さまはJoanne Roberts Wiles。「ボスコは自分で自分をトラブルに追いやっているやつさ。でもこういう視聴者はこういうやつが見たいだろう?」と楽しそうに自らのキャラクターを語る彼。確かにトラブルメーカーはドラマに必要だよな〜。(笑)
Eddie Cibrian Eddie Cibrian (Jimmy Doherty)
「ガッツ溢れるワイルドな消防士:ジミー・ドーティ」
同僚のキムと結婚していたが、浮気がばれて別れてしまった。別れても、子供やキムのことを気にかけてはいるものの、ギャンブルにはまりつつある。養育費の遅れを取り戻そうとギャンブルに精をだすが、結局大金を借金してしまう羽目に。とにかくルックスがいい。ワイルドだが時には冷静に。感情に流されず、冷静な判断が要求される消防士にはまさに頼れる存在だ。キムに気のあるボビーとはあまり仲がよくないのが残念だ。Eddie Cibrianはソープオペラ"Sunset Beach"から抜擢されたナイスガイ。ルックスは確かに良くて、キムとわかれる羽目になってしまったのも納得!?1973年6月18日、カリフォルニア生まれ。子供のころから演技に興味があり、コカコーラのCMなどのオーディションを受けていたとか。CMや特別番組"Kids Killing Kids"などの出演を経て、いわゆるソープオペラへと進む。自慢のルックスを巧みにアピールし、人気を徐々に上げていく。"The Bold and the Beautiful""The Young and the Restless"などのお昼のドラマで活躍。同時に"Beverly Hills, 90210"や"Saved by the Bell"、「サブリナ」などにも出演。1997年から"Sunset Beach"に出演。半年後にはお昼のホットなスター達トップ12に入るほどの人気ぶり。映画デビューは"Living Out Loud"でHolly Hunterの相手役を務めている。今後も期待される俳優の一人。今年はテレビのミニシリーズ、来年は映画"Say it Isn't So"の予定も入っているようで、ますます人気が上がる予感!去年の大晦日、2000年になる数秒前に長年のガールフレンド、Brandi Glanvilleにプロポーズしたとか。なかなかおしゃれな人でもある。これは今から要チェックや〜!
Michael Beach Michael Beach (Monte "Doc" Parker)
「心優しい"実力派"救急救命士:モンティ・パーカー」
愛妻を失って以来、心を閉ざしたままのモンティ。最近、ERで働くモラレス先生と親密になり、やっと心を開き始めるが・・・。ポリシーと経験を元に、自分を信じて生きているモンティ。新人・カルロスを徐々に見とめながらも自分の意見をきちんと持つ彼はなかなかすばらしい。演じるMichael Beachはマサチューセッツにて10月30日に生まれる。高校時代、友人に連れて行かれたオーディションがきっかけで演技の道へと進む。その後、ジュリアード・スクールへと進学し、演技の勉強に励む。脚本や監督などを務めながら、18もの舞台を手がけたとか。その後は舞台からテレビ、映画など幅広く活躍中。また演技も教えているそうだ。テレビドラマでは、何と言っても"ER"の役が一番知られているかも。HIVに感染したジェミーの元夫を演じている。また、"ER"のベントン先生ことEriq La Salleが監督を務めたHBOの映画"Rebound"ではDon Cheadleの相手役を務めている。その他にも多数のテレビ映画やドラマなどに出演。またスクリーン映画出演も多い。Whitney Houston等出演「ためいきつかせて」や「アビス」「ソウルフード」「ショートカッツ」などなど。とにかく幅の広い活躍が期待される。
Bobby Cannavale Bobby Cannavale (Bobby Caffey)
「クールで頼れる"堅実派"救急救命士:ボビー・カーフィー」
一見短気なように見えるが、とても心優しく、パートナーであるキムを思いつづける一途なやつ。それがボビー。なかなかキムとの距離を近づけられない彼は、他の女性に目を向けようとするが、なかなかキムへの思いを断ち切れない。そんなもどかしい関係と日々立ち向かってくる人間の生死、そして家族との関係にもまれながらもどんどんと前に突き進むポジティブ精神が魅力だ。演じるBobby Cannavaleは5月3日、NYにて生まれる。根っからのNYっ子でもある。テレビで見かけるようになったのはここ数年。もともとは舞台の出身で、Circle Repertory Theatre、Lab Theatre Companyのメンバーでもある。ステージ経験はなかんかあのもの。映画への出演は、亡きウォルター・マッソー主演の"I'm not Rappaport"や"Gloria"、"Night Falls on Manhattan"、"The Bone Collector"などがある。HBOの映画にも出演したことがあるが、まだまだテレビ・映画業界のキャリアは浅い。まさにこれからが「旬」の俳優さん。結婚している。
Kim Raver Kim Raver (Kim Zambrano)
「タフで男まさりな美人救急救命士:キム・ザンプラノ」
男まさりなふりをしているものの、実際には傷つきやすい心を持つキム。ジミーと結婚していたが、ジミーの浮気が原因で離婚。彼との間にいる子供を育てるのが唯一の楽しみ。そんな中、ひそかに相棒のボビーに魅かれるが、ジミーのことなどもあり、なかなか心を開けない。しかしそんなプライベートな悩みをふっとばすほどの仕事っぷりがこれまたすごい。女性らしさを残しながらも、タフな仕事をこなして行くキムは、まさに「かっこいい女性」!演じるKim Raverは3月15日、NY生まれ。6歳から9歳の時まで"Sesami Street"に出演していた。またオフブロードウェイに立ったこともある。ボストン大学で演劇を学んだ後、NYへ戻り、Wynn Handmanに演技を師事。彼女の母親はドイツ生まれだったため、ドイツ語とフランス語はぺらぺらだとか。テレビのゲスト出演などを経て、1998年からドラマ"Trinity"というに出演。ここで、このドラマのcreaterでもあるJohn Wellsと知り合っており、今回のKim役へとつながったのだろうか。彼女がブレイクしたのは、ブロードウェイのデビュー作でもある"Holiday"。Tony Goldwynやaura Linneyとの共演している。その他、テレビでは"The Practice""Spin City"などへのゲスト出演がある。また映画"City Hall"にも出演している。現在はシングル。余暇はランニングやヨガを楽しんでいるとか。舞台を中心とした今後の活躍が期待される。
Anthony Ruivivar Anthony Ruivivar (Carlos Nieto)
「ドクから人生を学ぶ新人救急救命士:カルロス・ニエト」
どこの新人もやはり大変。Docの下について人生を学ぶカルロスは、実は結構プライドが高い。医者を目指したいという彼だが、少ないプライベートな時間を費やして勉強しているようだ。だが所詮はわからないことばかり。いろいろな失敗を繰り返して成長して行くのだ!新しい人生がスタートしたばかりのカルロスを演じているのは、Anthony Ruivivar。1970年11月4日、ホノルル生まれ。キャリアはわりと豊富で、様々なドラマや映画に出演している。ボストン大学を卒業後、舞台にて下積み生活を送る。映画では"In & Out""Starship Troopers""Race the Sun"などに出演。また、テレビでは、"All my Children"に出演。"Law & Order"にゲスト出演したこともある。父親がミュージシャンということもあり、趣味で音楽を演奏する。またブギーボードやサーフィンもやるそうだ。現在はNYに奥さんと暮らしている。
関連リンク
Third Watch : Warnerのオフィシャル。(EN)
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