マサチューセッツ州:学生の街 (1996.07)

学生の街〜ボストン:古い歴史の中で学ぶ学生たち

ボストンには2回行きました。1回目はツアーに参加。2回目はNYからAmtrakを利用して一人で行ってきました。ボストンは学生の街。ガイドさんの解説によると、街の平均年齢はなんと、27歳くらいだとか。ボストンはアメリカにとっても歴史的な街です。 イギリス植民地からの独立はこの街から始まったからです。なんといっても見所がいっぱい。アメリカ留学中、たいていの観光都市を訪れましたが、また訪れたいと思った街はボストンだけです。それほど魅力的、かつ見所がいっぱいの街です。2回目に行ったときは、NYからAmtrakにて訪れました。NYに滞在中、どうしてもボストン交響楽団の演奏が聞きたくて、急遽チケットを予約し、Amtrakにてボストンに向かいました。時間は大体6時間くらい。Amtrakのチケットもその日の朝、列車が出発する前に即買いました。ホテルの予約もなしでとりあえずはボストンに向かいました。Amtrakの中ではただただ寝るだけ。考えてみたら、ガイドブックでも読んで色々研究しておくべきでしたが・・・。まぁ初めてではないし、1泊2日で行ったので(本当に交響楽団の演奏だけを聞きに行った)なんとかなるさ!と思っていました。本当にどうにかなった・・・(^-^;;; サウス・ステーションに着くと、とりあえずは腹ごしらえ。駅内にあるマクドナルドでフィレ・オ・フィッシュを食べながら、ガイドブックで宿探し。とりあえずユースに電話をしてみたが残念ながら満室。意外だったのでちょっと残念・・・。ボストンのユースは、きれいで人気があるとのこと。ユース宿泊を考えていたら、予約をしていったほうがよいかも・・・。次に電話をかけたのがLongwoodInnというところ。一応地下鉄の駅からも近いということで、ここに電話をかけてみた。クレジットカードは不可だったものの、部屋はあるし、なんとなく感じもよかったのでとりあえずここにしてみました。ボストンの地下鉄は、数回乗ればすぐに慣れました。ラインが4、5本あるためちょっと難しいですが、2回乗っただけですぐになれます。サウス・ステーションからInnがあるところまで初めて地下鉄に乗ってみました。危険な感じもしなかったし、札幌とあまり変らない。私が泊まったLongwood Innは住宅街にある小さなInn。地下鉄の駅から少しだけ歩くものの、非常に落ち着いた場所にあります。部屋もなかなかおしゃれな感じ。ボストンの建物はすべておしゃれ。

ボストン交響楽団:歴史あるホールと、メアリー夫妻

ボストン交響楽団の演奏を聴きに行きました。チケットはNYから予約をしていったので、会場でもらえるとのこと。地下鉄にて会場に向かう。シンフォニー・ホールは辺鄙なところにあったように思える。というか、周りに何もないため、時間をつぶそうにもつぶす場所がなかった。一人悲しく会場内で1時間ほど待つ。会場30分前からぼちぼち人が集まってきて、やっと開場になった。ホール自体は歴史があるものなので、すごく期待してたのですが、見かけは思っていた以上に古い。椅子も座り心地が悪すぎる。これでは腰を痛くしてしまう!私が聴いた演奏は、アンドレ・プレビン。映画界でもアカデミーを取っているくらいの、現代音楽を得意とする指揮者かつピアニスト。その日はハイドンとストラビンスキーの演奏だった。現代音楽はあまり理解しがたかったが音は結構よかったと思います。一人で座っていたのを???と思ったのか、隣にいたメアリー夫妻が声をかけてくれ、楽しく演奏を満喫できました。アメリカの文化で好きなところが、こういうところ。気軽に誰にでも話し掛けるころができる。素敵です。日本でもこういうことはあるものの、やはりアメリカに比べると、赤の他人に声をかける(かけられる)ときはどうしても身構えてしまうものですよね。日本人の場合、言葉の重さもあるのだろうな、と思います。演奏が終わり、隣のメアリー夫妻がタクシーを拾ってくれ、無事にホテルに到着。次の日にはまたAmtrakにてNYに向かいました。

ハーバード大学にMIT:クインシー・マーケットへ行こう!

残念ながら、2回目のときはまったく観光はしませんでしたが、初めてボストンを訪れた時は、ツアーに参加したため、観光スポットはひと通り回りました。ボストン・コモン、ビーコン・ヒル、ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学やボストン美術館などなど・・・。なかでも飛び切り気に入ったのがクインシー・マーケット。ウォーターフロントに近いこのマーケットプレイスはいつも人で賑わう。平日でもお昼はすごい人でびっくり。ブティックやレストランなどがずらっとならび、ストリートパフォーマンスも朝から晩まで楽しめます。半日ここで時間をつぶしても足りないくらいに感じました。ここではおいしいシーフードを食べれますが、当然食べたのがクラム・チャウダー。これがまたおいしいのだ!さらにエビのくし刺しにライスを添えたものを食べてみました。これもなかなか。北海道とは違ったシーフードの楽しみ方ができます。また、ハーバード大学は、さすがに雰囲気からして別格。ボストンが学生の街、として雰囲気が別格ですが、さらにハーバードは違う。敷地に足を踏み入れただけで歴史を肌で感じ取ることができるくらいです。ボストンに行く機会があったら、ぜひハーバードに訪れるとよいと思います。

※この記事は、1996年の情報を元に書かれています。