movie review :: 映画感想 2010
* ネタバレ時々あり。★★★★★満足! ★★★★上出来 ★★★普通 ★★物足りない ★もう見たくない

046. Wall Street: Money Never Sleeps / ウォール・ストリート (2010/USA) ★★★ new!
cast : Michael Douglas, Shia LaBeouf, Carey Mulligan, Josh Brolin, Susan Sarandon, Frank Langella
staff : Oliver Stone (director)
これは非常に残念な出来となってしまった。というのも、出演者も悪くないし、脚本も悪くない。プラス、監督Oliver Stoneの仕事ぶりも、個人的には悪くないと感じている。しかしなにかが物足りない。華がないというのも少し違うし(この手の映画にどれだけの華が必要か)、かといって、Shia LaBeoufの力量不足だとも感じていない。むしろ、彼の存在感は存分に発揮できていると思う。やはり内容と、彼のスターとしての存在感がマッチしていないのだろうか。もちろんストーリーも盛り上がりに欠けるところはあるが、Oliver Stoneの力量が発揮されていないと評価されてしまうのは残念だ。機会があれば、もう数回見てみたい。もしかしたら、スルメのような(見れば見るほど味がでる)作品かも!?この作品は続編という位置づけになっているので、1作目である「Wall Street」を未見の方、いや、見たことのある方もぜひもう一度見て欲しい。そして見比べてみると、実に同じことが繰り返されていることが分かる。歴史は繰り返される。まさにその通りかもしれない。(2010/12/30)

045. Greenberg / ??? (2010/USA) ★★★ new!
cast : Ben Stiller, Greta Gerwig, Rhys Ifans, Jennifer Jason Leigh
staff : Noah Baumbach (director)
40代でやっと病院から退院したStiller演じる主人公。もともとひねくれ者だった彼が、何もせずにひきこもり!?気味のニートを演じている。そしてそんな彼に少し惹かれているGreta Gerwigと友達のRhys Ifans。ちょっと不思議な人間模様を描いたインディー系の作品。しかし、インディー系にしてはいいメンツが揃っているではないか。大作続きのStillerだが、この手の作品にもたまに出てくれると、俳優として力を付けられるのでいいのではないだろうか。またしばらく見ていなかったJennifer Jason Leighも登場している。相変わらず・・・くらい・・・。着飾っても・・・くらい・・・。(汗)映画自体は好き嫌いがあるかもしれないが、こういった葛藤は誰でも通る道かもしれない。そういった意味でも、共感できる人もいるのではないだろうか。個人的には嫌いではないが、年末に見る映画ではなかった・・・。ちなみにこの作品、まだ日本では公開されていないようだが、Baumbach監督の最新作「While We're Young」に、またStillerが出演するという情報をゲット。これを気にぜひ公開してほしい。(2010/12/30)

044. The American / ??? (2010/USA) ★★★ new!
cast : George Clooney, Violante Placido, Paolo Bonacelli, Thekla Reuten
staff : Anton Corbijn (director), Martin Booth (novel)
Clooney映画としては、少し静かな作品になっているのが特徴。冒頭からひきつけられるものはあるものの、やはりClooneyくらいのスターになると、もう少しスピード感のある作品を期待してしまう。作品自体はわりとよくは出来ているが、個人的な意見としては、Clooneyには主人公Jackの孤独感や恐怖感を演じきれていなかったような気がする。映像はなかなかきれいなものもあり、撮影テクニックはシンプルだが目を奪うものはあった。静かな作品であれば、Michael Claytonのほうが、私の中では評価が高い。(2010/12/04)

043. Revolutionary Road / レボリューショナリー・ロード (2008/USA) ★★★ new!
cast : Leonardo DiCaprio, Kate Winslet, Kathy Bates, Kathryn Hahn
staff : Sam Mendes (director)
コネチカットの郊外に住む若いカップルを描いた作品。原作はRichard Yatesが1961年に発表した同タイトルの小説。舞台は1950年代ということで、当時の郊外に住む人々の不思議な雰囲気とキャラクターが描かれている。もちろん、あるカップルの悲劇を描いているが、それ以上に郊外の生活や人々の価値観(今も変わらない部分もあると思われる)などが見え隠れして面白い。そしてそこから逃げ出そうとしたWinslet演じるAprilの苦悩が何とも痛々しい。これは現代のマンネリ化した日々から逃げ出そうとする私たちにも言えることかも・・・。ラストは悲しいものの、見て損のない作品。DiCaprioも相変わらずいい仕事をしている。(2010/12/01)

042. Salt / ??? (2010/USA) ★★★
cast : Angelina Jolie, Liev Schreiber, Chiwetel Ejiofor, Daniel Olbrychski, August Diehl
staff : Phillip Noyce (director), Kurt Wimmer (written)
Jolie主演のアクション映画。Jolieのアクションものは確かに好きだけれど、彼女はちょっと痩せすぎているのであまり現実味が出ない・・・。もう少しドラマ性の強い作品(でも演技派ものではないやつ)に出てくれると、個人的にはうれしいのだが・・・。Phillip Noyce監督とは、ボーン・コレクター以来の共演ということで、作品性の違うこの2作品を比べながら鑑賞するのも面白いかも。話題性もあることだし、ストーリーも悪くない。この作品をみるならやっぱり劇場が一番。(ちなみに私は飛行機の小さなスクリーンで見てしまった・・・。涙)(2010/11/13)

041. Star Trek / スター・トレック (2009/USA) ★★★★
cast : Chris Pine, Zachary Quinto, Leonard Nimoy, Eric Bana, Bruce Greenwood, Karl Urban, Zoe Saldana, John Cho
staff : J.J. Abrams (director)
派手なアクションがなくても根強いファンが多いスタトレ映画シリーズ。でもやっぱり若いものにはアクションやロマンスも必要なのだろう。監督にはすっかり売れっ子となったJ.J. Abramsが起用され、見事現代SFに仕上がった当作品は、超オススメ!もちろん、私も含めた従来のファンでも楽しめるし、TNG以降のファンにも楽しめるものとなっている。映像はもちろん、アクションもあれば、笑いもあり、さらにはあのスポックが恋心を!?!?といったタブー!?なネタもある。そして恒例のオリジナルメンバー(今回はL.ニモイのみ)の登場もあり、従来のファンのことも考慮されており、やはり従来のシリーズとの繋がりも作ってくれた。全く新しいスタトレではなく、シリーズの新作として、私はあえて理解している。スールー役のJohn Cho、もともとはマシ・オカが考えられていたそうだが、個人的にはやっぱりマシ・オカの方がよかったかも。John Choの英語はスムーズすぎて、アジア人感がなくなってしまっているのが残念。(2010/11/11)

040. Burn After Reading / バーン・アフター・リーディング (2008/USA) ★★★
cast : Brad Pitt, Frances McDormand, George Clooney, John Malkovich, Tilda Swanton, Richard jenkins, David Rasche, J.K. Simmons
staff : Ethan Coen/Joel Coen (director/written)
さすがコーエン兄弟の作品だけあり、出演者が豪華!ちょっとした脇役さえも豪華なのでうれしくなってしまう。この作品での見どころは、なんといってもブラピ。彼のおバカ役にはかなり笑える。予告編どおりの役どころで、期待を裏切らない。ブラピの俳優としてすごいところは、自分の力をわきまえているところではないだろうか。大作にもほとんど出ないし、出たとしても、自分の力で演じきれるもの、またはちょっと上のレベルを目指すような作品で、決して無理をしないので、仕事の内容的にはしっくりするのがすごい。この作品では、いつもシリアス役の多いClooneyのクレイジーキャラもいい味だしている。彼はネームバリューだけが先を行っている部分もあるものの、最近は実力もしっかりつけていて、まだまだ俳優として期待できる。プラス、どんな役でもこなしてくれるJohn Malkovich。彼については何も言うことなし。「マルコビッチの穴」で裸ダンスを披露して以来、怖いものがないのだろう。(笑)とにかく奇妙で笑える作品。好き嫌いがありそうだが、私は好き。(2010/11/11)

039. Why Did I Get Married Too? / ??? (2010/USA) ★★★
cast : Janet Jackson, Tyler Perry, Jill Scott, Sharon Leal, Malik Yoba, Rchard T. Jones
staff : Tyler Perry (director/written)
Tyler Perry監督作品。作品の出来はともかく、Janet Jacksonの仕事ぶりは見る価値があるかもしれない。音楽はもちろんだが、最近は女優業でもJanetはがんばっている。彼女の演技はうまいとまではいかないが、がんばり度が見えるので、非常に分かりやすい。さらに、同じミュージシャン仲間のJill Scottも出演しているし、個人的に好きなSharon Lealも出演。とうことで、登場人物はどれも魅力のある人たち。脚本も分かりやすいが、話の展開がちょっとシビアなので、途中でだれてしまう部分があるかもしれない。アジア人の自分から見ると、結婚そのものの価値観が彼らとはちょっと違う感じもするので、文化の違いも見えて、興味深い内容にはなっている。(2010/10/31)

038. The Switch / ??? (2010/USA) ★★★
cast : Jennifer Aniston, Jason Bateman, Patrick Wilson, Jeff Goldblum, Juliette Lewis
staff : Josh Gordon/Will Speck (director), Jeffrey Eugenides (short story)
Jennifer AnistonとJason Batemanの共演となれば、個人的にはかなりしたのだが、正直この映画のBateman、ちょっとひねくれすぎている!そのため、なかなか感情移入にも時間がかかった。Anistonとの関係が描かれるのもちょっと遅いし、やっぱりこれは脚本をもう少し分かりやすくするべきだったかも。子役の男の子はすごくかわいくて、Batemanとのコンビはすごくよかっただけに、ちょっともったいない作りになっている。最近のAnistonは、話題作には出演するものの、脚本的にはまずまず。得意のコメディ一直線でもいいので、ぜひよく書けた作品に出演してくれると、ファンとしてもうれしいところだ。(2010/10/31)

037. Knight and Day / ナイト&デイ (2010/USA) ★★
cast : Tom Cruise, Cameron Diaz, Peter Sarsgaard, Jordi Molla, Viola Davis
staff : James Mangold (director), Patrick O'Neill (writer)
予告を見る限りでは非常に楽しみだったが、出来はまずまず悪くない。でも・・・Tom CruiseもCameron Diazも、ハチャメチャアクションする年でもないと思うが!?(笑)まとまった内容ではあるのだが、やはりトム君中心の作品作りが途中で飽きてきてしまう。久しぶりのCameron Diazはうれしかったが、そろそろ今後のことも考えて、ちょっと違ったジャンルの作品も見てみたい。星3つでもOKだが、ちょっといじわる!?して2つ!(2010/09/13)

036. The Perfect Holiday / ??? (2007/USA) ★★
cast : Morris Chestnut, Gabrielle Union, Faizon Love, Katt Williams
staff : Lance Rivera (director)
Gabrielle Union・・・久しぶりに見たら、すっかりおばさんになっていた。(笑)彼女が目的で探した映画だが、Morris Chestnutという男優さんもちょっと気になるところ。残念ながら内容はつまらない。テレビ映画感覚でさらっと鑑賞。(2010/09/13)

035. The Expendables / エクスペンダブルズ (2010/USA) ★★
cast : Sylvester Stallone, Jason Statham, Jet Li, Dolph Lundgren, Eric Roberts
staff : Sylvester Stallone (director)
アクション映画スター大集合!これはうれしい。ゲスト出演でBruce Willisとシュワちゃん(おそらく撮影は別々だと思うが)も登場。これにロックが加われば最高だったが・・・。一応主人公はStalloneなのだが、せっかくならJason Stathamに主人公になってほしかった〜。ときどきコメディタッチで登場するJet Liにはちょっと物足りなく感じてしまった。ストーリーはそこそこで、やっぱり見ものはアクション・スターたちのアクション。出来は好き嫌いがあるかもしれないが、やっぱりオススメ。(2010/09/01)

034. The Other Guys / ??? (2010/USA) ★★
cast : Will Ferrell, Mark Wahlberg, Michael Keaton, Eva Mendes
staff : Adam McKay (director/writer), Chris Henchy (writer)
Will FerrellとMark Wahlberg・・・これはかなりきわどいキャスティングかも。下手すると失敗作にもなりえる。この手の作品は好き嫌いがあるけれど、このキャスティングだと、もっと面白いのを期待していたが、今ひとつ盛り上がりに欠ける。Eva MendesとMichael Keatonの出演はうれしいのだが・・・。(2010/08/13)

033. The Women / ザ・ウーマン (2008/USA) ★★★
cast : Meg Ryan, Annette Bening, Eva Mendes, Debra Messing, Jada Pinkett Smith, Candice Bergen
staff : Diane English (director)
ちょっと古い作品だが、久しぶりにMeg Ryanが見たくなったので、未見だったこの作品を見てみた。Meg Ryanといえば、以前アクターズ・スタジオに出ていたことがあったが、旬な女優特集の他のメンバー(Julia Roberts, Sharon Stoneなど)に比べると、どことなくオーラがなくて、ちょっと心配だったのを覚えている。学歴はNY大学のジャーナリズム学科を卒業していることもあり、しっかりしているはずなのだが・・・。ラブコメのアイコンとまでいわれていた彼女だが、残念ながら整形手術失敗例として、最近は取り上げられることが多いかも・・・。そもそも彼女の出る作品自体、それほどいい作品はない。彼女のキャラで何とか持っていた感じだったが、やはりクロウとの浮気、そしてD・クエイドとの離婚後、かなりイメージが悪くなってしまった。まぁゴシップと作品は関係ないものの、そんなイメージがこの作品にも見え隠れ。彼女が主人公のはずだが、アップが耐えられなくなってしまったか、ほとんどアップのシーンがない。(汗)さらに、共演者のAnnette Beningにもびっくり。年を取るのは自然なことだが、整形がどうも不自然。一番輝いているのがEva Mendesという悲しい結果。(笑)しかし、作品自体は思っていたほど悪くはなかったのでよしとしよう。それにしてもEva Mendesはゴージャス!(2010/08/12)

032. Confessions of a Shopaholic / お買いもの中毒な私! (2009/USA) ★★★
cast : Isla Fisher, Hugh Dancy, Krysten Ritter, Joan Cusack, John Goodman
staff : P.J. Hogan (director)
NY Timesでもベストセラーになった同タイトルの小説が原作なのだが、若干コミカルに描きすぎて微妙・・・。個人的にはHugh Dancyが大好きなので、鑑賞せざるを得なかったのだが(笑)Dancyはまずまず存在感を発揮できていて、ファンとしてはよかった。しかしIsla Fisherの微妙な演技には賛否両論かも。原作を読んでいないため、作品に忠実なのか、コミカルさを出しすぎているのかはわからないが、やはりもう少しリアリティある演技だとよりベターだったが・・・。微妙な出来ではあるが、Hugh Dancyファンにはやっぱり見ておくべき。(2010/08/11)

031. Sunshine Cleaning / サンシャイン・クリーニング (2008/USA) ★★★
cast : Amy Adams, Emily Blunt, Alan Arkin, Mary Lynn Rajskub, Clifton Collins Jr.
staff : Christine Jeffs (director), Megan Holley (written)
すっかりAmy Adamsに興味を持ってしまい、やっとこの作品を鑑賞〜。リリースされた当時から気にはなっていたのだが・・・。ちなみに共演にはEmily Bluntということで、これまたダブルでうれしい。Emily Bluntといえば「ジェイン・オースティンの読書会」でかなりの好印象を受けたが、この作品でもなかなかいい仕事をしている。彼女は主役よりも、助演の方がさらにいい味が出るような気がする。ぜひ今後もがんばってほしい女優さん。さらにもう一人、片腕をなくした役で登場しているClifton Collins Jr.。この男優さんは初めて見たが、彼もいい!映画の中ではちょっと押さえ気味のキャラだったが、もう少し大作に出演しても存在感を十分に発揮できる可能性大!今後期待したい。と、ストーリーはもちろんだが、キャスト一人ひとりが光っている作品。地味ではあるが、ぜひとも見てほしい。(2010/08/09)

030. Julie & Julia / ジュリー&ジュリア (2009/USA) ★★★★
cast : Meryl Streep, Amy Adams, Stanley Tucci, Chris Messina, Jane Lynch
staff : Nora Ephron (director)
かなりクセのある2人、M. StreepとA. Adamsの共演。二人は「Doubt」でも共演しているが、とにかく期待していたよりもよく仕上がっていて、非常に楽しめた。Streepのクセのある演技が苦手な人も多いかもしれないが、相手役のAdamsやTucciも癖があるため、Streepの演技がいい具合にバランスをとっている。プラス、内容も実話に基づいているためか、非常に面白く、冒頭からあっという間に映画にのみこまれていく。ブログという身近なアイテムが使われていることもあり、現実味もプラスして、いい意味でテレビドラマ感覚であっという間に見終えてしまった。この作品でアカデミー賞にノミネートされたStreepだが、これはアカデミーを受賞してもおかしくない仕事ぶり。結局はサンドラに持っていかれてしまったけれど、下手したら彼女よりもいい仕事をしたのでは?おススメ!(2010/08/08)

029. The A-Team / 特攻野郎Aチーム THE MOVIE (2010/USA) ★★
cast : Liam Neeson, Bradley Cooper, Jessica Biel, Quinton 'Rampage' Jackson, Sharlto Copley, Patrick Wilson
staff : Joe Carnahan (director)
ノリは非常にいいのだが、全体的な映画のカラーと映像が非常にわかりにくく、アクションのとり方も今ひとつ私の好みではない。シーンとシーンのつなぎがあまりスムーズな感じがしないので、ストーリー展開も荒く、わかりにくい内容になっている。プラス、キャスト的には非常に魅力的ではあるが、やはりドラマのイメージから見ると、例えばBradley Cooper演じるフェイスマンからはコミカルさが出ていないし、いつもならかなり演技派のニーソンからは、オリジナルドラマにあったリーダーとしてのカリスマ性が今ひとつ出ていない部分もあり、やっぱり傑作ドラマを無理やりドラマにしてしまった感がある。ストーリーラインをもう少し練りこんで、映像面で挽回できそうな内容なだけに、非常に悔しい思いが残る作品となっている。(2010/08/08)

028. Away We Go / ??? (2009/USA) ★★★★
cast : John Krasinski, Maya Rudolph, Catherine O'Hara, Jeff Daniels, Allison Janney, Maggie Gyllenhaal
staff : Sam Mendes (director), Dave Eggers/Vendela Vida (written)
30代前半。大学は卒業したものの、仕事にも恵まれず、気ままに生きている二人のカップル。結婚なんて考えていない二人だったが「できて」しまい、生まれてくる赤ちゃんはもちろん、自分たちの人生にも不安を持ち始め、ロードトリップに出かける。友達、家族それぞれの人生を見て、自分たちにとっての幸せとは何かを考え始めるというお話。なんといってもJohn Krasinskiがすばらしい。とにかく行けてない。(笑)またAllison JanneyやMaggie Gyllenhaalのぶっとびキャラにも笑わされる。そして笑いながらも、自分の人生を見直させられるところがある。(2010/08/02)

027. Toy Story 3 / トイ・ストーリー3 (2010/USA) ★★★★
cast : Tom Hanks, Tim Allen, Joan Cusack, Ned Beatty, Estelle Harris, Michael Keaton
staff : Lee Unkrich (director)
さすがの「Toy Story」シリーズも今回で3作目。そろそろネタ切れだし、観客も飽きるだろうに・・・と思いながらも、いつものように期待を胸に鑑賞してみたが、やっぱりすばらしい出来!アイディアはもちろんだが、「Finding Nimo」のように、今回のメッセージは、実は子供向けではなく大人向けになっていて、本当の意味で最終作となるだろう。大ヒットシリーズではあるが、ぜひこのシリーズはこの3作目で完結して欲しい。おなじみのキャラ(声優たち)、プラス新キャラにバービーの恋人Kenまで登場し(声はなんとMichael Keaton!)うれしいかぎり。Michael Keatonはすばらしい俳優さんだけれど、残念ながら最近は作品に恵まれないようで・・・でも、声だけでも聞けてよかった〜!とにかく期待を裏切らず、最後まで楽しませてくれた。やっぱりPixarはすごい!トトロも登場するよ!(2010/07/26)

026. Wanted / ウォンテッド (2008/USA) ★★★
cast : James McAvoy, Morgan Freeman, Angelina Jolie, Terence Stamp, Common
staff : Timur Bekmambetov (director)
脚本は非常によし!映像もよし!McAvoyはまずまず。Jolieは・・・まぁまぁ。この作品、ぜひMilla Jovovichあたりに演じてほしかった。Jolieでもいいが、McAvoyとはちょっと合わないような気がしたのは私だけだろうか。Freemanファンにはぜひともこの映画をみてほしい。映画のラストで彼の面白顔が見れる。2作目も撮影されるということで、今から楽しみ。(2010/07/16)

025. Four Christmases / フォー・クリスマス (2008/USA) ★★
cast : Vince Vaughn, Reese Witherspoon, Robert Duvall, Sissy Spacek, Jon VOight, Mary Steenburgen
staff : Seth Gordon (director)
メンバーも豪華だが、監督はなぜか!?Seth Gordon。それもあってか内容は・・・今ひとつ。後半中だるみしてしまうのがもったいない。VinceもReeseもこの作品の後はあまり大きな作品に出ておらず、ぜひともカムバックして欲しいところ。(2010/07/16)

024. The Bucket List / 最高の人生の見つけ方 (2007/USA) ★★★
cast : Jack Nicholson, Morgan Freeman, Sean Hayes, Beverly Todd, Alfonso Freeman, Rowena King
staff : Rob Reiner (director), Justin Zackham (written)
さりげなくMorgan Freemanの息子がでていた。映画自体はあまりにほのぼのしているため、おやじ映画が苦手な人にはちょっと退屈かも。監督がライナー監督だけに、すっかりヒューマンドラマになってしまっている。NicholsonとFreemanの掛け合いは確かに面白いのだが、2人のいいところが描ききれていない気も。しかし、ストーリー自体には考えさせられるところがあり、自分の最後をどう生きるかは、自分に選ぶ権利があるということを再確認させてもらった。(2010/07/11)

023. In Her Shoes / イン・ハー・シューズ (2005/USA) ★★★★
cast : Cameron Diaz, Toni Collette, Shirley MacLaine, Mark Feuerstein, Richard Burgi
staff : Curtis Hanson (director), Jennifer Weiner (novel)
公開当時からずっと気になっていた作品の一つ。やっと鑑賞することができた。私にとっては期待を裏切らない出来で、CameronもColletteも非常によく演じている。それにしても作品さえしっかりと選べば、Cameronも女優としてうまくフューチャーされることがあるが、この作品もその一つ。最近は大作が続いているが、たまにこういったインディーズ系のものに出てくれると、ファンとしてはうれしいのだが・・・。ちょっと早いミドルエイジ・クライシス。(2010/07/02)

022. The Ugly Truth / 男と女の不都合な真実 (2009/USA) ★★
cast : Katherine Heigl, Gerard Butler, Bree Turner, Eric Winter
staff : Robert Luketic (director)
悲しいくらいストーリーラインが面白くない。(笑)プラス、Gerard Butlerもなぜこの作品を選んでしまったか・・・。話題性先行でこんな作品にでてしまったのは非常に悲しい次第。なかなか気に入っているKatherine Heiglも、最近はすっかり作品の方向が合わなくなってきていて、「Grey's〜」を降板したのに今後がちょっと心配・・・。とにかく、ハリウッド大プッシュの2人がインスタントに共演した作品なので、内容は0。(2010/06/30)

021. Last Chance Harvey / 新しい人生のはじめかた (2008/USA) ★★★
cast : Dustin Hoffman, Emma Thompson, Liane Balaban, Kathy Baker, Richard Schiff
staff : Joel Hopkins (director/written)
久しぶりのDustin Hoffman。いつもなら熱血ヒーローっぽい作品になりがちの彼の作品だが、今回はトーンもわりと落ち着いていて、さらにお相手はEmma Thompsonというから、ちょっと異色。HoffmanもThompsonも好きだが、特にThompsonの役柄は彼女ならではの味がでていてよかった。自分のコンフォート・ゾーンを抜け出せない中年男女のお話。自分もなかなか殻から抜け出せない状態にあったこともあり、妙に共感してしまう。ほのぼのとした作品であるが、その枠の中でも二人は特に輝いていて、目を引かれる。(2010/06/20)

020. Gran Torino / グラン・トリノ (2008/USA) ★★★★
cast : Clint Eastwood, Christopher Carley, Bee Vang, Ahney Her, John Carroll Lynch
staff : Clint Eastwood (director)
頑固オヤジ、Eastwoodと、隣人であるアジア系との友情のお話・・・にも見えるが、その背景にはモン族、そして自動車工場で働いていた、戦争経験のあるポーランド系という、アイデンティティの問題を抱えている移民系を取り扱った作品としても話題になった。残念ながら、ストーリーラインそのものは、モン族のアイデンティティ問題にはそれほど触れられていないが、移民問題としてまとめられてしまった感じがある。しかしながら、Eastwood監督作品として、各々のキャラクターづけが非常にすばらしく、映画の「色」も面白い。作品ごとに話題になるEastwood作詞作曲のテーマソングも聞きどころがあり、非常に価値のある作品となっている。佳作。(2010/06/20)

019. When in Rome / ??? (2010/USA) ★★
cast : Kristen Bell, Josh Duhamel, Anjelica Huston, Jon Heder, Danny De Vito
staff : Mark Steven Johnson (director), David Diamond/David Weissman (written)
Kristen Bell、そしてこれまたJon Hederがちらっとワキで出ているのがうれしい。しかしメインのJosh Duhamel。。。いけてない。。。演技がいけてないだけでなく、ルックスもちょっと濃くないかな!?好きな人にはいいかもしれないが、個人的には今ひとつ。それよりも脇で出ているAnjelica Hustonの方が(こちらも濃いが)魅力的。Kristen Bellも作品によってはかなり伸びる女優さんなのだが、どうも彼女の出る作品は今ひとつなのがもったいない。まだ若い今のうちに、いい作品に出演してほしいのだが・・・。(2010/06/20)

018. Just Like Heaven / 彼女はゴースト (2005/USA) ★★
cast : Reese Witherspoon, Mark Ruffalo, Donal Logue, Dina Waters, Jon Heder
staff : Mark Waters (director)
一時期波に乗っていたMark Ruffaloと、Reeseの共演作品。それにしても悲しいほど二人のケミストリーが感じられないのが痛々しい。またReeseもこの手の作品にはあまりむいていないというか、なんと言うか・・・。彼女を一躍有名にしたLegally Blondはコメディだったが、このコメディはちょっと背伸びをしすぎた感じがする。Mark Ruffaloも好きな男優さんではあるものの、この映画の中では今ひとつ乗れていないのが残念でならない。一番いい味だしていたのは、Jon Heder。彼は作品さえうまく選べばかなり伸びそうな俳優さん。(2010/06/20)

017. El Norte / エル・ノルテ 約束の地 (1983/USA) ★★★
cast : Zaide Silvia Gutierrez, David Villalpando, Ernesto Gomez Cruz
staff : Gregory Nava (director/story), Anna Thomas (written)
不法移民を取り扱った映画の一つとして鑑賞。最近の移民ものはかなりシビアな内容が多いが、これはもう少しソフトな内容に仕上がっているため!?少し見やすい部分がある。それにしても、こういう映画を見てしまうとどうしても主人公に同情してしまうところはあるが、結局不法なものは不法、ということで、終わってしまう。アメリカだけに限らず、他の国に移民することは大変だし、その後の自分のアイデンティティにも影響が出てくるので難しい問題。最近見たHarrison Fordの映画も厳しい内容だった。個人的にはHarrisonのほうをオススメ。(2010/05/28)

016. Date Night / ??? (2010/USA) ★★★
cast : Steve Carell, Tina Fey, Mark Wahlberg, Common, Mark Ruffalo
staff : Shawn Levy (director), Josh Klausner (written)
Steve CarellとTina Feyの共演ということで、かなり期待できそうな内容なのだが、内容はかなり普通。まぁ脇役でMark Wahlbergが怪しげな役で登場したのは面白かったけれども、脚本がいかにも狙っている内容だったため、ちょっと自然に楽しむには無理があるかも・・・。しかもTina Feyは、「30 Rock」もそうなのだが、なぜか個人的にピンと来ない女優さん。脚本家としてはいいのだけど、どうも彼女の演技は今ひとつ慣れないものがある。S. Carellは久しぶりのコメディでうれしかったが、やはり今は「Get Smart 2」に期待したい。(2010/05/16)

015. Invictus / インビクタス (2009/USA) ★★★
cast : Morgan Freeman, Matt Damon, Tony Kgoroge, Patrick Mofokeng, Patrick Lyster
staff : Clint Eastwood (director), John Carlin (novel), Anthony Peckham (screenplay)
帰札の際に、機上で鑑賞。なので、あまり集中できる環境ではなかったのだが、なかなか面白い内容。なんといってもMorgan Freemanのマンデラ大統領役がはまっていてよい。Eastwood監督とは気づかず、てっきりマンデラ大統領の伝記モノかと思っていたが、Damon演じるラグビープレイヤーとの友情物語としてみたら、もう少し2人の関係を慎重に描いて欲しかったところもある。2人の関係は、当時マンデラ大統領就任時の国内情勢にも関係しているために、なかなか描きにくい事情はあるとは思うのだが・・・。周りを囲む脇役キャスティングも、Eastwood映画らしく、バランスの取れた配役。非常に気に入った。(2010/05/06)

014. Green Zone / グリーン・ゾーン (2010/USA) ★★★
cast : Matt Damon, Amy Ryan, Greg Kinnear, Brrendan Gleeson, Yigal Naor, Khalid Abdalla
staff : Paul Greengrass (director), Rajiv Chandrasekaran (novel), Brian Helgeland (written)
Paul GreengrassとMatt Damonが再びコンビを組んだ!ということで、ボーン・シリーズファンにはかなり期待できる作品になるのかな、と思っていたが、逆に期待しすぎたのがいけなかったか、若干物足りない内容になってしまった。オリジナルは小説で、それに基づいて脚本が練られたらしいが、ストーリー自体は実際にありそうなものなのだが、チープなエンディングがリアリティを一気にかき消してしまっている。またMatt Damonの演技自体には問題はないのだが、アクション映画にしたいのかドラマにしたいのか、ちょっと中途半端な気がしてならない。(2010/04/04)

013. Edge of Darkness / ??? (2010/USA) ★★★
cast : Mel Gibson, Ray Winstone, Danny Huston, Bojana Novakovic, Shawn Roberts
staff : Martin Campbell (director)
英国BBCで放送されていた同名のテレビドラマが、オリジナル監督のMartin Campbell映画化。冒頭からなかなか強烈なシーンの連続で一気に映画に引き込まれるものの、そこからの流れはちょっとスローダウン。さらにMel Gibsonの演技がドライな感じがして今ひとつ盛り上がらない部分が・・・。扱っている内容は興味があるだけに、もう少しメリハリのある作品になればよかったのだが。それにしても、プライベートでいろいろ問題があったMel Gibsonだが、新しい恋人も出来て、久しぶりに映画界復活か!?(2010/03/26)

012. Capitalism: A Love Story / キャピタリズム〜マネーは踊る (2009/USA) ★★★
cast : Michael Moore
staff : Michael Moore (director/written)
Mooreらしい映画といえばそうだが、相変わらず自分の出身地であるフリントが登場するところはお決まりである。個人的には、前回の「シッコ」に比べると、インパクトに欠けるところはあるが、それでも彼の映画はRepublicを批判する観点としてみると、非常に面白いところはある。しかしながらドキュメント映画としては、Republicの批判というのみでなく、次回作ではオバマ政策の今後についてぜひとも語ってほしいものだ。(2010/03/24)

011. She's Out of My League / ??? (2010/USA) ★★★
cast : Jay Baruchel, Alice Eve, T.J. Miller, Mike Vogel, Krysten Ritter
staff : Jim Field Smith (director), Sean Anders/John Morris (written)
ちょっとブサイクな男子が超イケてる女の子に恋をした!というお決まりパターンなのだが、正直主人公を演じているブサイク男、Jay Baruchelが個人的に何とも言えない味を出していて、ブサイクというよりも・・・Geekというよりも・・・なんか変に気になってしまうのだ。さらにドリームワークスの作品という意外性もあり、ついつい見てしまった。ヒロインを演じているAlice Eveは、そこまで美女という感じではないのだが、去年公開されたHarrison Fordのインディもの「Crossing Over」でなかなか味のある役を演じていたこともあり、少しずつ認知度は上がっているかも。スタイルもすごく(健康的に)いいし、今後がんばってほしい女優さんの一人。ストーリーはお決まりのおバカ映画ではあるが、気になる人にはぜひ見てほしい。(2010/03/23)

010. The Private Lives of Pippa Lee / 50歳の恋愛白書 (2009/USA) ★★★
cast : Robin Wright Penn, Alan Arkin, Mike Binder, Maria Bello, Keanu Reeves
staff : Rebecca Miller (director/novel)
内容はまぁまぁ興味があったのだが、久しぶりにKeanu Reevesが出演しているからということで見てみたら、Maria Belloも出演していてうれしかった。しかし彼女の役どころはちょっと小さすぎてがっかり。出演者はわりと有名で見どころはあるのだが、やはり主演の Robin Wright Pennがいい仕事をしていたのは確か。これで脚本がもう少し面白かったらよかったのだが・・・。好き嫌いが分かれそうな内容ではあるが、個人的にはこの手の作品は好きです。ただ、前回鑑賞した"Everybody's Fine"があまりによかったため、この作品の印象は少し色あせてしまったのが残念だ。(2010/02/19)

009. Everybody's Fine / みんな元気 (2009/USA) ★★★★
cast : Robert De Niro, Drew Barrymore, Kate Beckinsale, Sam Rockwell, Lucian Maisel
staff : Kirk Jones (director/written)
久しぶりにいい映画を見た。De Niroがこの手のゆったり映画に出演したのには驚いたが、子供たちそれぞれのストーリーがセミ・オムニバス形式になっていて、見やすい内容になっている。Barrymoreはそれほどいい女優さんだとは思ったことがないが、彼女の作品選びはなかなか良い。今回の役もなかなか高感度のあがりそうな役だし、主演よりもこういったソフトな出演作の方が存在感をだせる部分がある。しかし、主役がDe Niroでなかったらどんな出来になったかも興味あり。よく出来た脚本だったこともあり、キャスティングでずいぶんと雰囲気が違ってきたかもしれない。個人的にはお気に入りの1本。(2010/02/19)

008. Law Abiding Citizen / ??? (2009/USA) ★★★★
cast : Jamie Foxx, Gerard Butler, Colm Meaney, Bruce McGill, Regina Hall
staff : F. Gary Gray (director), Kurt Wimmer (written)
冒頭から強烈なシーンでスタート。あまりに不必要な残酷的な映画は好きではないが、この映画はいわゆるアメリカのシステムを鮮明に批判するために必要なバイオレンスを含めて、指摘するポイントが明確に描かれている作品。主演はJamie Foxx, Gerard Butlerと話題性もある中、2人の対照的なキャラが非常によく描かれている。またストーリーも極端ではあるものの、現アメリカのジャスティス・システムの限界を指摘した内容となっており、個人的にこういったもどかしい体験をしたことのある自分としては、リアリティが伝わってくる。ただ、映像は過激なものがあり、アクション映画が苦手な人にはオススメはできない。(2010/02/19)

007. The Rebound / 理想の彼氏 (2009/USA) ★★
cast : Catherine Zeta-Jones, Justin Bartha, Steve Antonucci, Megan Byrne
staff : Bart Freundlich (director/written)
久しぶりにZeta-Jones主演の映画が公開されるということで期待をしていたら、あまりにチープな内容にショック。非常にがっかり。まずは内容にがっかり。年の差ありの恋愛ものは悪くはないが、Zeta-JonesとJustin Barthaのケミストリーがあまりになさすぎて、さらにZeta-Jonesの子供たちとのやりとりもあまり描かれておらず、全体的に薄っぺらな表現となってしまっている。Justin Barthaを中心とするか、Zeta-Jonesを中心とするかでまとめればよかったのだが、両方を中途半端に描いてしまっており、共感しにくい内容。Justin Bartha・・・他の映画ではいい感じだったが、この映画では魅力を出しきれず・・・。非常に惜しい!(2010/02/12)

006. It's Complicated / 恋するベーカリー (2009/USA) ★★★★
cast : Meryl Streep, Alec Baldwin, Steve Martin, John Krasinski, Lake Bell
staff : Nancy Meyers (director/written)
女性向けの映画?そうとも言えるが、ちょっと年齢のいった男性にも楽しめる映画かも。ストーリーの中心は十年前の離婚からやっと立ち直ったJane。仕事も楽しみ、たまに友達たちとのホームパーティーでシングルライフを楽しんでいるのだが、なかなか男性との出会いがない。息子の大学卒業式をきっかけに、元旦那との関係が復活するのだが・・・。Meryl Streepはクセのある女優さんのため、苦手な人もいるかもしれないが、この作品の彼女はかなり自然体。さらに熟女!?のセクシーさもかなり出ており、素晴らしい演技を披露している。そして元旦那役に、中年太りを華麗に披露してくれるBaldwin。どちらも演技派で、かつこの手の映画で共演とは意外だが楽しめる。そこに律儀なハンサムガイとしてMartinが登場し、これまた映画を盛り上げてくれる。脇では"The Office"で活躍中のJohn Krasinskiがいい感じ。彼は他の作品でも評価を上げているので、これをきっかけに他作品もチェックしたいところ。(2010/02/01)

005. Up in the Air / マイレージ、マイライフ (2009/USA) ★★★
cast : George Clooney, Vera Farmiga, Anna Kendrick, Jason Bateman, Melanie Lynskey
staff : Jason Reitman (director)
アメリカ公開から話題になっているこの映画、ついに鑑賞。「Thank You For Smoking」や「Juno」と、立て続けに手がける作品が話題作となっているJason Reitman監督は、苗字からもわかるように、Ivan Reitman監督の息子さん。Ivan Reitmanはコメディー中心だったが、Jason監督はシリアスものにコメディの要素を含めて訴えてくれる。今から次回作が楽しみ。さてこの映画、興味深いのが、日本でもよく話題になるマイレージについて。予告編からは、てっきりClooneyが勤めている、LayOffの仲介会社のお話かと思いきや、もっと個人の生き方について皮肉っぽく語っている。そしてその中に登場するのがマイレージ。私も昔は必死に貯めていたマイレージだが、こうやって映画で見てみると、かなり滑稽に見えて面白い。映画の内容、それにキャスティングもなかなか面白いが、「Michael Clayton」のClooneyに比べると、映画自体が地味だし、仕事の内容もパンチに欠けている気がしてならない。これでゴールデン・グローブにノミネートされたのなら、去年の映画界の仕事ぶりはよっぽどひどかったのだろうか・・・。映画自体はオススメ。DVDでも十分楽しめる。(2010/01/25)

004. Couples Retreat / ??? (2009/USA) ★★★
cast : Vince Vaughn, Jason Bateman, Jon Favreau, Malin Akerman, Kristen Bell, Kristin Davis
staff : Peter Billingsley (director)
Vince Vaughn主演とくれば、おバカ映画ぶりは想像できるだろう。アメリカ公開時は一応Box Office首位で登場した作品。いかにもアメリカコメディらしい作品。それにしてもこの映画に登場するビーチは絶品。それを見るだけでも価値があるかも。そして個人的には英語の教材としても結構使える。アカデミックな英語はもちろん出てこないが、カジュアルな言葉が登場するので(しかもわりと聞きやすい)耳鳴らしにちょうどいい作品でもある。Kristen Bellが主演している「Forgetting Sarah Marshal」を思わせる作品だが、作品としてはForgetting〜のほうが面白い。しかしメンツからいくと、この作品もなかなかいける。久しく見かけなかったJean Renoが怪しげなセラピストとして登場している。(2010/01/24)

003. Wall. E / ウォール .E (2008/USA) ★★★★
cast : Ben Burtt, Elissa Knight, Fred Willard, Jeff Garlin, Kathy Najimy
staff : Andrew Stanton (director)
環境をテーマにしたPixarのアニメーション。個人的には「Ratatouille」よりも現実的で楽しめた。ただ、予告編からでは内容が想像つかなかったため、映画館で見逃してしまったのが非常に残念。Pixar作品としては、ちょっと退屈にスタートするが、少し辛抱強く見ていくと、途中からぐいぐい楽しめる。それにしても環境という強いテーマを打ち出すと、映画として楽しむのに苦労してがっかりすることが多いが、この作品はそれほどでもなく、さらに言いたいことが伝わるとってもわかりやすい作品。子供をターゲットにした作品となっている。Pixarの映画はいつ見ても裏切らない。彼らのストーリー作り、技術、すべてにおいてすばらしい。(2010/01/19)

002. Food, Inc. / ??? (2008/USA) ★★★★
cast : Michael Pollan, Eric Schlosser etc.
staff : Robert Kenner (director)
数年前からドキュメンタリー映画に興味を持ち始めたが、特に金融、そして食品業界をターゲットにしたドキュメンタリーは、好き嫌いはあるもののどの内容も強烈である。この作品もその一つ。"Fast Food Nation"は、フィクションといいながらドキュメンタリーに近い内容と作りで話題になったが、それを地で行く内容となっている。しかしながら、被害者以外は顔を出せない内容となっており、インパクトには若干欠けるものがある。強烈なシーンも含め、やはりアメリカの食品業界は怖い。そしてそんな食べ物を輸入している日本や他の国も、再度注意をするべきだ。アメリカでは、去年もハンバーガーを食べて全身不随になった女性がいたが、この映画を見ると、食品のチェックがどれだけいい加減なものかがわかる。また恐ろしいのが遺伝子組み換え。その件についても映画で触れているが、アメリカにおいては、体にいいとされている大豆の90%もが遺伝子組み換えによるものと聞いたときはさすがにぞっとした。。。とにかく、知っておくべき情報として、ぜひこの映画をオススメする。(2010/01/02)

001. The Proposal / あなたは私の婿になる (2009/USA) ★★★
cast : Sandra Bullock, Ryan Reynolds, Mary Steenburgen
staff : Anne Fletcher (director), Pete Chiarelli (written)
Sandraの新作。彼女が得意とするラブコメなのだが、なぜか大ヒットし、Golden Globeの最優秀女優賞にまでノミネートを果たしてしまった!しかし、個人的にはSandraの魅力よりもReynoldsの魅力をもっと引き出してほしかったところ。Sandraはそろそろ年だし、Reynoldsの若さとはあまりにつりあわない・・・。そして取ってつけたようなストーリー展開にはどうも納得できず。彼女がもう少し若ければ、想像通りの映画でも許せるが、見かけからしてどうも不釣合いで、2人のケミストリーはほとんど感じられず。それだけが残念でならない。ただ、個別に仕事ぶりを見てみると、確かにBullockはいい仕事をしている。なかなか味のある女優さんなので、ラブコメは若い衆に任せて、そろそろドラマ系の作品にも出演して欲しい。(2010/01/01)

*** 鑑賞リスト ***
1996年以前に鑑賞した映画はア〜ワ行順にまとめてあります。

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