movie review :: 映画感想 2000
* ネタバレ時々あり。★★★★★満足! ★★★★上出来 ★★★普通 ★★物足りない ★もう見たくない

092.Romeo Must Die / ロミオ・マスト・ダイ (2000/USA) ★★
cast : Jet Li, Aaliyah, Isaiah Washington, DMX, Anthony Anderson
staff : Andrzej Bartkowiak(director), Mitchell Kapner (story)
そもそも物語の設定を知った段階で、チープな作品に仕上がってていることは大体想像できる。いわゆる中国系マフィアと黒人ギャングの争いなので、それほどストーリーには期待できない。事実、この映画の見どころはりんちぇのアクションであり、映画ではなくなっている。「マトリックス」で使用した映像手法を元に、りんちぇの本格的アクションを魅せる。従来のりんちぇファンなら、この程度のアクションでは全然満足できないくらいの、ハリウッド的なアクションシーンにことごとく涙!もちろん、ハリウッドのアクション映画としては、それなりのストーリーと、かっこいいアクションの連発なので、ウケること間違いなし!だが、昔からりんちぇ作品を見ているもの、さらにはワンチャイシリーズなどで、りんちぇのアクションを楽しんでいるものにとってはただ悲しくなる作品ではあった。それでも、ハリウッドでりんちぇの知名度が上がったことは確かだし、ファンが増えたことも確かだ。今後は従来のファンも楽しめるように、香港映画にも出てほしいのが個人的な希望!(笑) (2000/12/31)

091.Hilary and Jackie / ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ (1998/UK) ★★★
cast : Emily Watson, Rachel Griffiths, James Frain, David Morrissey, Charles Dance
staff : Anand Tucker (director), Hilary Du Pre (novel)
実在したチェリスト、ジャクリーヌ・デュ・プレについて、姉であるヒラリーが書いた小説の映画化。実話に基づいているだけあり、ジャクリーヌ・デュ・プレという一人の天才チェリスト。映画の出来がどうこうというよりも、この作品はまさにジャクリーヌのいきざまにどう感じるか、それだけで映画を見る価値がある。天才チェリストの知られざる精神的な孤独感、彼女の愛、そして姉の存在。タイトルからわかるように、この映画の主人公は、ジャクリーヌと姉のヒラリーからなる。彼女たちの人生をそれぞれの立場から描くことで、より彼女たちのシチュエーションを精神的な面から表現している。映画のみどころは、やはり主人公2人の演技力と、エルガーのチェロ協奏曲。実際にジャクリーヌの演奏を使用したエルガーの協奏曲はとにかくすばらしい(個人的な話だが、ジャクリーヌのCDは確か2枚持っているが、エルガーのチェロ協奏曲は持ってなかったと思う…)。ジャクリーヌ役を演じているエミリー・ワトソン(彼女も実に魅力的な演技を見せてくれている)は、3ヶ月ほどチェロの練習をしたとか。一応楽器をやる私からみると、やはりぎこちなく感じてしまうが、それでもなかなかの演奏ぶりなのは確かだ。やはり楽器を演奏する一人として見たこの作品は、ヒラリーとジャクリーヌ、どちらの立場にも共感できた。それが一番この映画を楽しめた理由の一つかもしれない。もちろん、楽器だけでなくすべてのものごとに関してこういう立場に追い込まれたことのある人なら共感できるはず。オススメです。(2000/12/30)

090.The Contact / 接続 (1997/KRA) ★★★
cast : ハン・ソッキュ, チョン・ドヨン
staff : チャン・ユンヒョン(director)
「シュリ」以降、すっかり日本でも人気が上昇中のハン・ソッキュ。これまでは全然ビデオ化されていなかった韓国映画も、最近では軒並みレンタル屋さんに並ぶようになった。「8月のクリスマス」に続き、ソッキュ主演のこの作品を見てみたが、なかなか興味深い。どうやらソッキュ作品はわりとしっとり系のストーリーが多いようだ(笑)。「8月〜」に負けないくらい、女性との微妙な関係を描いているのはすごく興味があり、また韓国映画ならではなのかもしれない。そして全編に流れる雰囲気を盛り上げる音楽もいい。タイトルからもうかがえるように、インターネットを通した人とのつながりを描いているが、ストーリー自体はいたって単純。日本のドラマにもありそうな展開ではある。それを物足りないとみるか、逆に新鮮に見るかは人それぞれだろう。(2000/12/29)

089.Thirteen Days / 13デイズ (2000/USA) ★★★★
cast : Kevin Costner, Bruce Greenwood, Steven Culp, Henry Strozier
staff : Roger Donaldson(director), Ernest R.May(novel)
正直いうと、Kevin Costner主演の映画と聞いただけで最近はちょっとげんなりしていたのだが(だってここ最近数年、主演作がほとんどこけたし・・・(^^;))、前評判がわりとよかったこの作品を見終わって、通りで納得した。というのも、この映画は全くといっていいほどCostnerを意識する必要はない。主人公はあくまでCostner, Greenwood, Culpの3人であり、この3人がまた、いい意味でほとんど存在感がない。そのせいもあり、キャラクターのみが一人歩きしそうな役どころを演じている3人が、バランスよく描かれており、映画の中心はあくまでもストーリーに感じた。これは監督が意図的にそうしたのだろうか、それとも私がそう感じただけなのかはわからない。。。キューバ危機を題材とした作品なので、歴史的な背景がわかればより面白かったと思う。一つ、この映画で大活躍をするBruce Greenwoodは、短命ドラマ「スリープウォーカー」のチームリーダーじゃないですか!こんな大作でお目にかかれてとてもうれしかった〜♪ちょっとおまけで星4つの! (2000/12/28)

088.Vertical Limit / バーティカル・リミット (2000/USA) ★★★
cast : Chris O'Donnell, Bill Paxton, Robin Tunney, Scott Glenn, Izabella Scorupco, Stuart Wilson
staff : Martin Campbell(director), Robert King(story)
迫力が売りのこの映画は、確かにスクリーンでみることでかなりの迫力を楽しむことができる。ストーリーも予想通りに展開していくので、後味が悪いことはない。が、やはり今一つ満足できないもやもやした気持ちが残るのは、あまりにもとんとん拍子に行きすぎるストーリー展開だろう。キャストたちが繰り広げるトラブルの連続はアクション映画には、なくてはならないトピックス。しかし冒頭のシーンがラストで使われるのはすぐにわかってしまうし(つまりラストが大体予想できてしまう)、そもそもしばらく山登りをやっていなかったオドネルが、ある理由で急にさくさく雪山を登れるほど、雪山は簡単ではないことくらい誰にでもわかる(笑)。そういった不自然な部分が気になり始めたら止まらない。こういった部分に目をつぶれば、エンターテイメントとして楽しめる映画であり、スクリーンでみても損はしないだろう。骨組みさえしっかりしたストーリーであれば、アクション映画は大抵楽しめてしまうのだから。。。(2000/12/23)

087.Bedazzled / 悪いことしましョ! (2000/USA) ★★
cast : Brendan Fraser, Elizabeth Hurley, Frances O'Connor
staff : Harold Ramis (director), Peter Cook (orininal story)
1967年の同タイトル作品リメイク。さっぱり楽しめる映画だろうなと期待してみたところ、全く期待を裏切らない、非常にさっぱりとした内容の作品。フレイザーファンにはちょっと物足りなく感じてしまうかもしれないが、フレイザーとE.ハーレーのそれぞれのファンのために作られたような作品に仕上がっている。ストーリーはもちろんだが、キャラクターを押し出した見せ方はハロルド・ライミス監督の腕の見せ所。しかし、ストーリー展開にはちょっと無理があり、おろそかになってしまったのでは?もう少し脚本を練りこむと、もっと魅力的な作品になったはず。おしいです。でも面白い!ハーレー、美しい・・・。(*^^*) (2000/12/17)

086.How the Grinch Stole Christmas / グリンチ (2000/USA) ★★★
cast : Jim carrey, Jeffrey Tambor, Molly Shannon, Anthony Hopkins (narrator)
staff : Ron Howard (director), Dr.Seuss (book)
全米ではThanksgivingに公開され、今年の興行成績記録のトップを飾ることとなったこの作品には過大な期待がかかっていた。が、実際にみてみると、ごく普通のファミリー映画だった!(笑)う〜む、期待しすぎた。監督はRon Howardということで、これまた必要以上に期待してしまったのだろうか。確かに、感動するストーリー展開ではあるが、新鮮味に欠け、今までにも何度もみてきているような物語だったことが残念だ。またグリンチを演じているJim Carreyの個性はいつも通り強すぎ、映画全体のバランスがどうしても偏り気味。作品全体で、どの部分に焦点を当てているのかなかなかわかりにくい作りとなっていたため、楽しめる作品ではあるが、どこかすっきりとしない部分が残る。ナレーターでAnthony Hopkinsが参加しているのがちょっとうれしかった。(2000/12/17)

085.Being John Malkovich / マルコビッチの穴 (1999/USA) ★★★★
cast : John Cusack, Cameron Diaz, Ned Bellamy, Catherine Keener, John Malkovich
staff : Spike Jonze (director), Charlie Kaufman (writer)
John Malkovichファンとしてはなかなか笑える映画であった。「エド・ウッド」のベラ・ルゴシ役を演じたM.ランドーを見た時も涙したものだが、この作品で裸(!?)で踊りまわるMalkovichにも涙が・・・。(笑) アカデミー賞3部門にノミネートされたこの作品だが、まず脚本が強烈。どういったいきさつでMalkovichが選ばれたのか知らないが、Malcovichという人物だから笑える映画でもある。彼になれるというトピックはなかなか強烈なお話だが、それを取り巻く3人(Cuzack, Diaz, Keener)のストーリーはちょっと不可解なものがあり、ちょっともったいなく感じるところもある。映像はなかなか面白く、ミュージック・ビデオで鍛えたSpike Jonze(ソフィア・コッポラのダンナ様!)の独特な視線を楽しむことができる。音楽もなかなかよく、全体的にバランスのとれた作品だった。でもやっぱり最後はMalkovichでしょう。あの人、本当に面白い!(笑) (2000/12/10)

084.Wild Things / ワイルドシングス (1998/USA) ★★
cast : Nave Campbell, Matt Dillon, Denise Richards, Kevin Bacon
staff : John McNaughton (director), Stephen Peters (written)
こちらもサスペンス。セクシーでミステリアスなサスペンスに仕立て上げたかったようだが、残念ながら失敗作に終わったようだ。というのも、主人公の女性2人が全然セクシーに感じない。そこからして映画にのめりこめなかった。主人公よりも、Baconの相棒役で登場していた女性の方がよっぽどセクシー。(笑) ティーンズにはちょっと無理のある役どころだったのかもしれない(役柄上、高校生)。なぜこの映画の出演を決めたのかはわからないが、Kevin Baconの登場にもちょっと疑問が・・・。しかしながら彼のファンなら一度はみるべきかも。なにせシャワーシーンがあるから・・・。(爆) (2000/11/25)

083.I Still Know What You Did Last Summer / ラストサマー2 (1998/USA) ★★
cast : Jennifer Love Hewitt, Freddie Prinze Jr., Brandy Norwood, Mekhi Phifer
staff : Danny Cannon (director), Trey Callaway
悲しいことだが、Brandyの演技があまりにひどすぎる!彼女はもともと歌手。歌手活動も続けているが、その傍ら、テレビコメディ(sitcomという)"Moesha"にて演技のキャリアを積もうと奮闘中。ちょっと期待してみたがまだまだ演技への道は遠いようだ。全体的にはわりと楽しめるのだが、やはりストーリーに無理がある。これも2作目の宿命!? (2000/11/25)

082.I Know What You Did Last Summer / ラストサマー (1997/USA) ★★★
cast : Jennifer Love Hewitt, Sarah Michelle Gellar, Ryan Phillippe, Freddie Prinze Jr.
staff : Jim Gillespie (director), Lois Duncan/Kevin Williamson (written)
「スクリーム」に続き登場したティーンズ・ホラー映画の一つ。サスペンスものとしては、スクリームよりもこちらの方がよくできているように感じたのは私だけだろうか?今見るとわりと豪華なメンツだが、やはり主人公を演じているJennifer Love Hewittの人気は抜群だろう。もともと彼女の人気はドラマ「サンフランシスコの空の下」から始まったが、ドラマが終わってしまった今、がんばって活動の輪を広げてほしい。またS.M.ゲラーは現在「聖少女 バフィー」にて活躍中!日本でもCS系で放送されている。これから人気がうなぎ上りになること間違いなし。そういった意味でも、未来のティーンスターを見ることができる映画ではある。 (2000/11/25)

081.A Night at the Roxbury / ロクスベリー・ナイト・フィーヴァー (1998/USA) ★★
cast : Chris Kattan, Will Ferrell, Dan Hedaya, Molly Shannon
staff : John Fortenberry (director)
Eddie MurphyやAdam Sandlerなどを世に送り出したテレビ番組「サタデーナイトライブ」の人気キャラクター、Roxbury Bros.が映画になった!ということで、決して映画の内容は期待しないように!個人的にはすごく楽しめましたが、決してまともな映画ではありません・・・。(笑) クラブ巡りが生きがいという兄弟が、LAの人気クラブ、Roxburyを舞台に(!?)騒動を起こしていくというお話。ストーリーは一応筋は通っているかなという程度だが、全編にながれるdance musicは楽しい!Haddawayの"What is Love?"にあわせて首を降る独特のスタイルが人気の秘密。SNLのキャラを知っている人だったら楽しめると思うのだが・・・。個人的には★4つくらいをつけたいところ。(笑) (2000/11/24)

080.Le Diner De Cons / 奇人たちの晩餐会 (1998/FRN) ★★★★
cast : Jacques Villeret, Thierry Lhermitte, Francis Huster
staff : Francis Veber (director/written)
しょっぱなからあっと思わせるスピーディーな展開と辺ぴなストーリー。そして何といっても主人公のピニョンのキャラクターがなんともいえない!登場するだけで注目を集めるキャラクターと、全編にわたるブラック・ユーモアが何ともいえない雰囲気をかもしだしている。実際にピニョンのような人物が回りにいたとしたら、自分もいらいらするだろうな〜と思いつつ、映画の中では妙に愛らしいという、主人公のキャラクター作りがすばらしい。監督の見せ場の作り方、そしてピニョン役のジャック・ヴィルレのスパイスの効いた役作りが映画をここまで仕立て上げた。セザール賞では主演男優賞を受賞しているが、まさに納得!フランス映画が苦手な人でもこの映画はオススメ!#ちなみに私はDVDでみたのだが、吹き替えで見ると楽しかった。(*^^*) (2000/11/14)

079.天浴 / シュウシュウの季節 (1998/USA) ★★★
cast : Lu Lu, Lopsang, Zheng Qian, Jie Gao
staff : Joan Chen (director)
この映画を見る前にある程度の覚悟を決めてほしい。映画の評論などはわりとよく書かれているが、実際この映画をみると、リアリティのあまり気分が悪くなってきたほどだ。以前「告発」という、よくできているがとても残酷な映画を見たことがあるが、あれに等しいくらい気分が悪くなった。主人公は13歳の少女。中国の文化大革命政策に巻き込まれた純粋な少女を中心に、リアルに描かれる中国の舞台裏。主人公のシュウシュウはとてもかわいらしい少女で、冒頭から一気に映画にひきずりこまれるが、それゆえ、あまりに残酷きわまりない不快な出来事に胸をつかれる。あくまでもフィクションということだが、実際に自分も文革を経験したというジョアン・チェンが初監督作品としてこの作品を選んだ理由は明白だ。 (2000/11/14)

078.Charlie's Angels / チャーリーズ・エンジェル (2000/USA) ★★★
cast : Cameron Diaz, Drew Barrymore, Lucy Liu, Bill Murray, Sam Rockwell
staff : Mac G (director)
予想通りの展開と内容にちょっとうれしくなってしまう作品の一つ。もっとも、これで予想を反してストーリーも念入りに作り込まれていたらそれに超したことなかったのだが・・・。もともと、70年代の人気テレビドラマ「チャーリーズ・エンジェル」の映画化として話題作りに励んだものの、「ミッション・インポッシブル」で見事裏切られ、悲しい思いをした(というか、怒りを買った?)私としては、ドラマの映画化というよりも、新たなエンジェルたちのチープな作品と期待した。実際その通りの出来!かといって面白くないというわけではなく、個人的には十分楽しめた映画。各エンジェルをみどころたっぷりに描いており、ディアスファンとしてはかなりうれしい。しか〜し、冷静に考えてみると内容がかなりチープ。今時Sir Mix-A-Lotをかけるクラブなんてないし(いくらSoul Trainだって・・・)、それにあわせて「ランニング」するディアスもディアス。(^^;) 踊るシーンばかりを詰め込み、ディアスの魅力を振り撒いたのはちょっと余計だったかも。もともと俳優たちの思うがままに進んでいったこの映画製作。最後にはエンジェル達の魅力でヒットさせたものの、コケる可能性も十分に含んでいる作品。まさに「爆弾」的な存在!好きか嫌いかはその人次第だけど、自分はすごく楽しめたのでよしとしよう。(笑) (2000/11/13)

077.Sono pazzo di Iris Blond / アイリスにぞっこん! (1996/ITY) ★★★
cast : Carlo Verdone, Claudia Gerini
staff : Carlo Verdone (director)
ちょっとイケてないイタリア映画といったところ。といっても、面白くないわけではない。主人公Romeoはコミカルだし、ストーリー自体面白い。当初から先の読める設定もいいが、さすがにラストだけはどうなるかは予測できなかった〜。人生、何をやってもうまくいかないって時は誰にでもあると思うが、主人公Romeoもまさにそんな状況。そんな時、ある占い師に「花の名前の女性と出会い、愛に恵まれた幸せな人生が切り開かれるだろう」といわれたら、信じられずにはいられない!そんな単純なRomeoをおもしろおかしく描く。ヒロイン、Irisとのコンビでバンドを結成し、ユーリズミックスを思い起こさせるような音楽を披露するシーンはなかなか魅力的!キャラクターに焦点をあて、それぞれの持ち味を存分に発揮させようとしている監督(Romeo役の人でもある)の力が発揮された作品である。 (2000/11/12)

076.George of the Jungle / ジャングル・ジョージ (1997/USA) ★★
cast : Brendan Fraser, Leslie Mann, Thomas Haden Church, Abraham Benrubi, John Cleese
staff : Sam Weisman (director), Dana Olsen (story)
私はこの映画、すごく気に入りました。正直いうと、今更こんな映画をなぜ?と感じる部分もあることはあるんですが、ディズニーがちょっとやりすぎた映画とでもいいましょうか・・・。(笑) みどころはもちろんB.Fraser!これはまさに彼のために作られた作品!ターザンのおたけびを上げながらジャングルを駆け巡るジョージ役は、まさに彼にしか出来ない役どころでしょう。恋に落ちる相手は正直それほど魅力を感じなかったものの、わりとほのぼのした映画で楽しめる。「ER」でおなじみのAbraham Benrubiの出演がうれしかった! (2000/11/01)

075.Election / ハイスクール白書 (1999/USA) ★★
cast : Matthew Broderick, Reese Witherspoon, Chris Klein
staff : Alexander Payne (director), Tom Perrotta (novel)
日本では劇場未公開のこの映画、本国アメリカではわりと話題となったのを覚えていたので借りてみた。が・・・。この手の映画はいわゆるブラック・コメディとでもいうのだろうか。とにかく笑えないし、主人公を見ていると哀れになってくる。高校生を相手に自分のプライベートまで破滅に追いやられる一教師を中心に描かれた作品。面白いというよりも、こういう映画をみると、自分自身の人生を見詰め直したくなるのはなぜだろうか。主人公を演じているM.Broderickは最近情けない役柄が多く、今ではすっかりこの手のキャラが定番となってしまった。出演者に魅力を感じられず、共感できないとちょっときびしい映画かも。 (2000/11/01)

074.To Wong Foo,Thanks For Everything!Julie Nermar / 3人のエンジェル (1995/USA) ★★★
cast : Patrick Swayze, Wesley Snipes, John Leguizamo, Stockard Channing, Michael Vartan
staff : Beeban Kidron (director), Douglas Carter Berne (screenplay)
「プリシラ」のハリウッド版リメイクらしいが、まったく新しい映画になっている。まずは主人公の3人を受け入れられるかどうかから、映画への感情移入は決まってくるかも。(笑) リーダー核のP.Swayzeはすごくはまっていたものの、他の2人は全然ドラッグ・クイーンに見えない。また全編で使われている音楽もいまいちイケてないのがある意味味が出ていいところなのだろうか!?しかし、大まかなストーリーは通っているし、ハリウッド映画らしい話の展開なので、わりと楽しめることは楽しめる。ちなみに「25年目の〜」でバリモアの恋の相手として登場していた先生役の人がこの映画にも出ていて、ちょっとうれしくなった。(*^^*) (2000/11/03)

073.Never Been Kissed / 25年目のキス (1999/USA) ★★
cast : Drew Barrymore, Michael Vartan, David Arquette, Jeremy Jordan
staff : Raja Gosnell (director), Abby Kohn (writer)
考えてみると、まともにみるバリモア映画はこれがはじめてなのかもしれない。それにしては強烈すぎる。タイトルもいいし、ラストもなかなかよかったのだが、設定にまず無理がある。だいたいバリモアが高校生に戻るなんて、あれじゃ不可能に近い。誰がみても高校生には見えないのに、回りの学生達も、先生までも全然気づかないのがおかしい。そしてとってつけたようなバリモアの演技がこれまた曲者。個人的には鼻についてしまったのが残念。それにしても、いまどきこのようなストーリーが考えられる自体、ちょっと時代はずれのような気もするが、元歌手のJeremy JordanやSNLメンバーなど、おもしろいキャスティング。 (2000/11/01)

072.Deep Blue Sea / ディープ・ブルー (1999/USA) ★★
cast : Thomas Jane, Saffron Burrows, Samuel L.Jackson, Michael Rapaport, LL Cool J
staff : Renny Harlin (director)
久々のRenny Harlin監督作品。どんな映画になるかと期待したら、期待しすぎてしまった!(笑) 彼の映画にはちょっと珍しく、荒々しい部分が多々あり。それでもこの手の映画はスクリーンでみれば面白いのだが。。。残念なのがストーリーのいい加減さ。正直いって、ストーリーにまったく魅力を感じられなかった。あれだけ個性的な俳優を起用しているのに使いこなせていなかったのがもったいないくらいだ。サメを題材にした映画はごまんとあり、その中でも「ジョーズ」は傑作だが、傑作があるからこそどうしてもそれと比べられてしまうのも悲しい運命なのか・・・。もちろん、比較するまでもないが。。。 (2000/10/28)

071.找楽 / 北京好日 (1992/CHN) ★★★
cast : ホワン・ツォンルオ, ホワン・ウェンチエ, フー・ミン
staff : ニン・イン(director), チュン・チエンコン(novel)
京劇の世話を続けてきた主人公は、退職日を迎える。そして退屈な毎日が始まるわけだが、たまたま近所の公園でみかけた京劇好きな老人たちと、京劇サークルを作ることに。規則のきびしいところで働いてきた主人公と、趣味で楽しんで京劇を楽しんでいる人たちとの間には当然ギャップが生まれてくるわけだが・・・。物語は単純ながらもおもしろい。が、盛り上がりに欠けるのはなぜだろう。中国映画はこれでもか〜と泣かせるシーンがあるわけだが、それが裏目に出てしまったようにも思える。 (2000/10/28)

070.Four for Venice / 逢いたくてヴェニス (1998/GMN) ★★★
cast : Aglaia Szyszkowitz, Heino Ferch, Gedeon Burkhard, Hilde Van Mieghem, Clemens Jakubetz
staff : Vivian Naefe (director)
ある日、自分の夫が浮気をしていることが発覚。無我夢中で家を飛び出し、浮気相手のダンナさんを無理矢理ひっつれて、ダンナの元を追う・・・。ダンナを必死で追い掛けるのはいいが、結局最後には自分が何をやっているのかさえわからなくなってしまう主人公に共感してしまう。人間そんなモノだよな〜。ラストの展開は、わかってはいてもやはりうれしいもの。こうでなくっちゃ〜。最近すっかりと明るく楽しいコメディを作るようになったドイツ映画。かなり注目です! (2000/10/27)

069.The MatchMaker / 恋はワンダフル!?(1997/USA/UK/IRL) ★★★★
cast : Janeane Garofalo, David O'Hara, Milo O'Shea, Jay O.Sanders
staff : Mark Joffe (director) Karen Janszen/Louis Nowra/Graham Linehan (screenplay)
ジャニーン・ガラファロ主演のラブコメ。なかなかよく出来ている作品なので個人的にはかなり気に入った。ストーリー的にはわりと先が読めてしまうし、新鮮味があるわけでもないのだが、何といってもガラファロの魅力がいっぱい。彼女、コメディアンということだがシリアスな演技も全然イケる!アイルランドの片田舎が舞台ということで、「ウェイクアップ・ネッド」に出演していたおじいちゃんなども登場。これはちょっとうれしかった。それにしてもせかせかした都会とは違い、片田舎はやはりいい。噂がまわるのは早いけど、人々は暖かい人たちばかりなのだ!わりと元気が出る映画。 (2000/10/26)

068.Blast from the Past / タイムトラベラー (1999/USA) ★★
cast : Brendan Fraser, Alicia Silverstone, Christopher Walken
staff : Hugh Wilson (director), Bill Kelly (story)
いかにもBrendan Fraserのために書いたようなキャラクターがいまいち受けない原因の証拠なんだろうか。設定はありがちなものだがわりとコミカルに描かれている。天然ボケタイプのキャラを演じさせたら意外と面白いChristopher Walkenがなかなか適役。共演者のAlicia Silverstoneは、久しくスクリーンで見ていないが、相変わらずチャーミング!?ストーリーに新鮮味がなく、劇場用としてはちょっと退屈してしまうのが残念だが、個人的にはChristopher Walkenの脇役が気に入った! (2000/10/26)

067.The Watcher / ザ・ウォッチャー (2000/USA) ★★
cast : James Spader, Marisa Tomei, Keanu Reeves
staff : Joe Charbanic (director), Darcy Meyers / Clay Ayers (screenplay)
一応スリラーとジャンルづけしたこの作品だが、正直いって全くスリラーと感じない作品。脚本が全然練り足りないため、それをカバーするように、これでもかと特殊なカメラワークを取り入れる監督。映像にこりすぎて登場人物の描写を怠っているため、出演者の存在感が全くない。すべてが裏目に出てしまい、駄作となってしまった。唯一うれしかったのが、久しぶりにスクリーンに姿を見せたマリサ・トメイ。「いとこのビニー」以来、ブレイクし損ねてしまったが、ここで復活か?次回作に期待したいところ。 (2000/10/21)

066.Salsa / サルサ!(1999/FRN/SPN) ★★★★★
cast : Vincent Lecoeur, Christianne Gout, Catherine Samie
staff : ジョイス・サルマン・ブニュエル (director)
ラテンに恋した一人のフランス人ピアニスト。それまではショパンを弾いていた天才ピアニストが、ラテン音楽に対する情熱を隠し切れず、学校を飛び出し、ラテンの街へと乗り込む。技術はあるのに見かけがフランス人というだけで受け入れてもらえない主人公。そこで何とかして自分の音楽で情熱を表現しようと試行錯誤する・・・。この映画のみどころはとにかくたくさんある。極上のラテン音楽、そしてダンス、主人公の変装ぶりも魅力的だ。全編陽気なサルサで楽しめるので、映画自体はそれほど重く感じないのだが、陽気な彼らの奥に隠された苦労と努力、そしてさみしさなど、複雑な気持ちを考えると胸がいたくなる作品でもあるのだ。もともとサルサの根元はキューバからの移民によって作られたといわれている。宗教上の踊りからサルサへと発展した彼らの踊りの中には、彼らの歴史と苦しみ、そして情熱が隠されている。陽気なリズムの中にも音楽の様々な要素が含まれており、音楽ファンをも魅了する作品。彼らの歴史を知るきっかけを与えてくれる作品だ。 (2000/10/9)

065.Nurse Betty / ベティ・サイズモア (2000/USA) ★★★
cast : Renee Zellweger, Morgan Freeman, Chris Rock, Greg Kinnear
staff : Neil LaBute (director), John C.Richards (story)
なんといっても主人公演じるRenee Zelwigerが魅力的。「ザ・エージェント」の時のような優しい笑顔が、今回はかなり笑える。映画自体はコメディなのだが、ブラックユーモアもちらっと混じっており、コメディのわりにはシリアスな場面がちりばめられている。ソープオペラ(お昼のメロドラマ)の主人公に恋するウェイトレス。ある日、ひょんなことから彼を目指して、田舎町からLAへと向かう。このきっかけもかなり笑えるのだが、些細なきっかけが人間をこうまで行動的にさせるのは面白い。そして一番面白いところは、彼女の周りの世界が、彼女にあわせて進んでいるということ。ブラックユーモアの冴えはあまりないが、Reneeの天然ボケだけでも十分に笑える作品。個人的にはかなり気に入った。それにしても、こういう人、本当にいそうだから楽しい。 (2000/10/8)

064.La legenda del santo bevitore / 聖なる酔っぱらいの伝説 (1988/FRN/ITY) ★★
cast : Rutger Hauer, Sophie Segalen, Sandrine Dumas, Jean-Maurice Chanet
staff : Ermanno Olmi (director), Joseph Roth (novel)
大好きなルトガー・ハウアー主演作品。彼が演じる酔っぱらいの主人公。国外追放され住所もない彼が、ある日ある人に出会ったのをきっかけに、次々と奇蹟がおこるようになる。その奇蹟に恵まれながら、ある人との約束をひたすら守ろうとする彼。約束を守ろうとするのだが、すればするほど思わぬ出来事が起こる。そしてラストには・・・。映画のラストで、やっと途中起こったさまざまな出来事の意味がわかるようになっているのが面白い。が、映画自体はもう少しメリハリのある作りにしたほうが面白かったのでは?ハウアーの演技ももっと張りのあるほうが映画にインパクトを与えてよかったに違いない。原作は小説ということなので、原作を読んで、比べてみるとおもしろそうだ。 (2000/10/7)

063.No.1 of the Secret Service / 女王陛下のトップガン (1977/UK)
cast : Nicky Henson, Richard Todd, Aimi MacDonald, Geoffrey Keen
staff : Lindsay Shonteff (director), Howard Craig (written)
うーむ、もう少し面白いかと思ったが、単なるB級映画だった(笑) レンタル屋さんでたまたま見つけた作品。007をちょっとパロって、お色気&ユーモアをプラスした作品!とジャケットからは期待したのだが、非常にB級映画。まず冒頭のオープニングロールからB級。テレビ映画よりも意味のわからないショットをふんだんに利用したオープニングをみただけでがっかり。でもB級ならB級なりに楽しめるところはあるのだが。ストーリーもこれまた意味がわからずじまい。よかったのは音楽だけか。(笑) それにしても、恐ろしいことに、この映画の続編が出ているからみものだ。懲りずに続きも借りてみよう。(^◇^) ※キャストなどの情報を書留めわすれてしまいましたが、Meg Ryanが出ているそうです。(気づかなかった〜) (2000/10/5)

062.Little Voice / リトル・ヴォイス (1998/UK) ★★★
cast : Jane Horrocks, Brenda Blethyn, Ewan McGregor, Michael Cain
staff : Mark Herman (director/story), Jim Cartwright (screenplay)
主人公、LVは無口な女の子。そんな彼女が持つ意外な才能とは・・・。見せ場はなんといっても舞台。彼女が次々と披露する持ちネタ(!?)の数々を楽しむのがメインのはずなのだが、ストーリーの焦点はなぜかLVの母親にいってしまう。もう少し主人公のキャラクターにアクセントをつけてもよかったかもしれない。それにしても、この映画、実はかなり思いテーマを持っているような気がする。本来であれば、歌を聴いて、楽しい気分でハッピーエンドといきたいところだが、劇中繰り広げられるLVの母親の描写が現代社会の母親に対する風刺的な要素を持っているように感じてならない。また、マイケル・ケイン演じるLVのマネージャー(!?)もイギリスの生活を描写している。劇中に登場するすべての人々が、映画の中とは言え、私が実際にイギリスに行った時に肌で感じた「イギリスの生活感」といったものを持っており、それが何とも心の奥底にずしんとくるから非常に怖い映画だ。さらっと楽しめる映画でもあるが、その裏側に隠された生活に対する不安が描かれた作品でもある。 (2000/10/5)

061.What Lies Beneath / ホワット・ライズ・ビニーズ (2000/USA) ★★★
cast : Michelle Pfeiffer, Harrison Ford, Diana Scarwid, Joe Morton
staff : Robert Zemeckis (director), Sarah Kornochan/Clark Gregg (story)
豪華2大スター共演のスリラー。久しぶりにスリラー系の映画に出演するM.ファイファー。ファイファーは絶対スリリングな映画にお似合い!特にこの手のスリラーには・・・。彼女の顔が怖いのか!?(^^;) はっきりいうと、それほど期待していなかったのだが、スリリングな話の展開とH.フォードの抑えた演技が映画のバランスを均等に保ったといえるかもしれない。主人公はファイファーであり、フォードはあくまでもサポート的なキャラクターを演じているから面白い。アクション映画が続いていた彼にとってはイメチェンを図ったのか、はたまたチャレンジャーと化したのかは不明だが、個人的にはこれくらいの抑えた演技がわりと好き。またストーリーもなかなか飽きることなく展開されるので、みていて先が読めなくなってくる。後半からラストにかけてのストーリー展開は、予告編も全くみていなかった私にとっては本当に予想外の展開。ぐんぐんと引き込まれていく作品だった。まさにオススメの作品! (2000/10/3)

060.The X-Men / X-メン (2000/USA) ★★★
cast : Hugh Jackman, Patrick Stewart, Ian McKellen, Halle Berry, Anna Paquin
staff : Bryan Singer (director/story), Tom DeSanto (story)
期待していた以上にきれいな映像と、ある程度まとまったストーリー展開が映画の中に引き込まれるきっかけを与えてくれた。コミックの実写版ということで、当然ストーリーは非現実的な内容となっている。それでも人間の感情などを表面に表すことにより、共感する部分を作ってくれる。この手の映画のみどころは、やはりキャラクター。そういった意味では、キャラクターの魅力はいまいち出し切れていなかったかもしれない。スクリーンを存分に利用したはずのアクションももう少し迫力があってもいいかもしれない。しかし、物足りなさを感じることはなかったので、最小限のレベルをキープしつつ、みどころを作っていく出演者の人々の力が光る。それにしても、「ピアノ」では無邪気な少女を演じていたアンナ・パキンがすっかり大人に成長していてうれしかった。やっぱり彼女の演技は相変わらず上手い・・・。 (2000/10/1)

059.Scary Movie / 最終絶叫計画 (2000/USA)
cast : Shannon Elizabeth, Regina Hall, Marlon Wayans, Cheri Oteri
staff : Keenen Ivory Wayans (director)
冒頭からティーンズホラーの名作とも言える「スクリーム」のパロディから始まる。もともとこの映画自体、「スクリーム」をベースとしたパロディ映画となっているので、話の展開もまさにそのもの。それにしても、冒頭のギャグは笑えるのだが、映画が進むにつれて、退屈になってくる。ティーンズをターゲットとした作品のはずなのに、過激なシーンがたくさん盛り込まれており、ホラーコメディという以上に、行きすぎてしまった作品だ。アメリカにおける映画というメディアの効力を再認識し、最低限のレベルを保った作品を作ってほしかったのだ正直なところ。好きな人には笑える作品かもしれないが、個人的には笑うよりも、現在のアメリカにおける映画の質の低さを感じせざるを得ない作品。 (2000/9/29)

058.Spicy Love Soup / スパイシー・ラブスープ (1998/CHN) ★★★
cast : ワン・シェピン, リウ・チエ, チャオ・ミアオ, カオ・ユアンユアン
staff : チャン・ヤン (director)
全編中国語(北京語)ということで、てっきり台湾映画かな?と思っていたら、中国初のオムニバスとのこと。映画に登場する人々の生活を見ると、わりと中国の生活水準も上がってきているように思えるが、実際のところはどうなんだろうか。それはさておき、このオムニバス、5つのストーリーが展開される。どれも結婚、恋愛を意識した内容となっており、最近忘れかけている夫婦の関係などをユーモアたっぷりに描いている。これは風刺も入っているのだろうか?と感じる部分もある。結局人間1人では生きていかれないんだな〜と思わせられてしまうシーンが多々あり。それが恋人であれ、家族であれ、やっぱり人は助け合ってこの世の中いきているんだな〜。しみじみ。どのエピソードも新鮮だが、特に離婚に直面している家族を描いたエピソードは、愛情と人情の微妙な一線を、不安定な家族に視点をあてて描いている。またカメラマンのエピソードでは、出会いの不思議さ、運命のいたずらをおしゃれに描く。どちらにしてもこれが中国映画だとしたら、新しい中国映画界のスタートにふさわしい作品と言えよう。 (2000/9/18)

057.Mystic Pizza / ミスティック・ピザ (1988/USA) ★★★
cast : Julia Roberts, Annabeth Gish, Lili Taylor, Vincent D'Onofrio, Conchata Ferrell, Mat Damon
staff : Donald Petrie (director), Perry Howze/Randy Howze (writer)
今ではなかなか見られなくなったタイプの青春映画。脚本自体はどこにでもありそうな感じのものだが、出演者の力でわりと高いレベルにしあがっているから面白い。「ミスティック・ピザ」でウェイトレスとして働くキャットとデイジー(姉妹)、そしてジョジョ。それぞれの恋愛模様をユーモラスに描いた作品。これがまた理にかなった展開で、非常にリアリティのあるお話なのだ!Julia Robertsの出演が話題になっている今日この頃だが、キャット役を演じているAnnabeth Gishが特にいい!また、現在注目株のVincent D'Onofrioや18歳(!?)のMatt Damonなどが登場している。今となってはちょっと古臭い感じがしてしまう作品ではあるが、最近の質の低いティーンズ映画よりはかなりよく出来ており、俳優個々のレベルもかなりのもの。要チェックの作品! (2000/9/18)

056.Waking Ned / ウェイクアップ・ネッド (1998/IRE) ★★★
cast : Ian Bannen, David Kelly, Fionnula Flanagan, James Nesbitt
staff : Kirk Jones (director/writer)
おじいちゃんパワー炸裂の映画として、ヒットした作品。劇場で見逃してしまったのでやっとビデオで見てみた。まずエピソードが楽しい。定年退職し、小さな町で暮らす二人のおじいちゃん。楽しみといえば、毎日当たるはずのない宝くじに夢をかけ、テレビに向かって興奮しながら当選番号を確認することだろうか。そんなある日、自分たちの住んでいる町で宝くじが当たった人がいると聞く。そして誰が当たったのかさぐりをいれることになったのだが・・・。宝くじが当たったら・・・というエピソードはあるが、当たった宝くじをこの映画のようにするとは、なかなか面白いエピソード。そして魅力あるおじいちゃん軍団もいい。特にみどころは話題となったヌードシーン。見てのお楽しみだが、実際にこのシーン、かなり楽しんで撮影したらしい。(笑) 映画の出来も結構いいが、それ以上に出演者たちが非常にいい表情をしているので、見ているほうも素直にそれを受けとめられる。こういう素直な作品は非常にピュアな気持ちにしてくれる。 (2000/9/18)

055.The Red Violin / レッド・バイオリン (1998/CND,ITY) ★★★★
cast : Samuel L.Jackson, Greta Scacchi, Jason Flemyng, Sylvia Chang
staff : Franqois Girard (director/writer), Don McKellar (writer)
今となっては幻の「レッド・バイオリン」。5つの国を渡り歩く、繊細かつ力強い音が魅力のこのオールドバイオリン。映画はこのレッド・バイオリンの歴史と、その謎に迫ろうとする楽器鑑定士との2つの面から展開する。最後に判明したレッド・バイオリンの謎。そしてその魔力に取りつかれた1人の鑑定士。非常に安定したストーリー展開がなかなか見ごたえのあるものとなっている。冒頭から聞かせてくれるすばらしいバイオリンの音、そしてバロックバイオリンの魅力。ちらっと登場するヨーロッパにおける音楽の在り方など、音楽の存在がどれだけ昔から根強いものだったかを実感させられる。この映画の魅力としては、やはり音楽。全編に響き渡るすばらしい演奏を披露しているのはアメリカ音楽界の新星、ジョシュア・ベル。「ミュージック・オブ・ハート」のラストでも、ベテランバイオリニストと堂々肩を並べて演奏していた現在注目されている若手バイオリニスト。バッハの無伴奏ソナタをパワフルなアレンジで弾きこなすベルの演奏にも注目(エキストラ出演をしているのだが、気づいただろうか?)。ちなみに懐かしのグレタ・スカッキの出演がうれしかった・・・。(笑) またミステリアスかつ正確に展開されるストーリー展開も、きちんと練られた脚本の上質さが光る。 (2000/9/18)

054.The Parent Trap / ファミリー・ゲーム (1998/USA) ★★
cast : Lindsay Lohan, Dennis Quaid, Natasha Richardson, Elaine Hendrix, Lisa Ann Walter
staff : Nancy Meyers (director)
両親の離婚と共に、離れ離れになてしまった双子の姉妹。ありえる話であり、また映画の題材にもよくなるストーリー。そして映画自体も非常に平凡なできとなっている。みどころとなる1人2役の主人公、Lindsay Lohan。この手の映画に演技力を求めるわけではないが、今一つ煮えきれない様子。ちょっと抑えた感じのNatasha Richardsonは個人的に気に入ったものの、Dennis Quaidの存在感は今一つ薄い。別れた妻が再び恋に落ちるほどの魅力を振り撒いてほしいところ。しかし、全体的にほのぼのとした作品ではあるので、わりと好感の持てる作品ではある。 (2000/9/15)

053.Music of the Heart / ミュージック・オブ・ハート (1999/USA) ★★★
cast : Meryl Streep, Aidan Quinn, Gloria Estefan
staff : Wes Craven (director), Pamela Gray (written)
やはりバイオリンを題材にする映画を見るときは、どうしても目が厳しくなってしまう。というのも、管楽器やピアノと違い、弦楽器の場合は、楽器の持ち方だけで映画に入りこめるかどうかが決まってしまうからだ。特に私はバイオリンを少なからず習っていたことがあるので、そういった面でもちょっとしたことが不自然に感じてならない。バイオリンを扱った映画の中では、メリル・ストリープの演技(というか、楽器の弾き方)は悪くなかった。本人もがんばったようで、バイオリンを実際に弾けるように練習したというくらいだ。ちょっと不自然に感じた部分はあるものの、ほどよく映画に入りこむことができた。肝心のストーリーは実話に基づいたもので、わりとつぼを抑えた脚本になっていた。しかし、残念なことに監督のCravenはちょっと魅せ方の甘い部分が目立つ。話の盛り上げ方ももう少し時間をかけて、ひとつひとつのエピソードを大切に描いてほしい。どれも中途半端に進むため、今一つ共感できないのが非常にもったいない。しかし、映画のみどころはたくさんあり、特にラストで著名バイオリニストがこぞって集まり、バッハの「2つのためのバイオリン協奏曲」を演奏する部分などはいかにもアメリカ映画らしい展開となっている。また、映画の中でストリープが教えているように、物事を根気よく続けることの大切さは、痛いほど私の胸に響いてきた。楽器だけでなくても、習い事を長い間続けきた人などにとっては非常に共感できる部分ではないだろうか。個人的に共感できる部分が多く、そういった面だけでも楽しめた作品だった。(2000/9/9)

052.Bring It On / チアーズ! (2000/USA) ★★★
cast : Kirsten Dunst, Jesse Bradford, Eliza Dushku
staff : Peyton Reed (director), Jessica Bendinger (writer)
Kirsten Dunst主演のティーンズ映画。「クルーレス」のような映画ではあるが、脚本がきっちりと書かれていて、みどころもあり!チアリーダーチームが全国チャンピオンを目指して奮闘するお話で、恋模様を盛り込んでよりティーンズテイストをプラス。みどころややはりダンスのシーン。ビートのきいた音楽とダンスを見るだけでも楽しくなること間違いなし。エピソードも適度で、且つ盛り上がりもきっちりと見せている。先の読めそうな展開のところでちょっとした意外性を盛り込んで、よりストーリー展開に花を咲かせる脚本が実によい。日本ではそれほど浸透していないチアリーダーだが、アメリカでは非常に人気があるらしく、両親同士で殺人が起こるほどだとか。(^^; たまにはこんなシンプルな映画もいいかも。オススメ。 (2000/8/28)

051.The Art of War / アート・オブ・ウォー (2000/USA) ★★★
cast : Wesley Snipes, Anne Archer, Marie Matiko, Michael Biehn
staff : Christian Duguay (director), Wayne Beach (story)
久しぶりのSnipes作品。懐かしいMichael Biehnの出演がうれしかった。ストーリーの方は、先の読みやすい展開にはなっているものの、それなりに楽しめる。最近はやり(!?)の中華圏アクションをとりこんだ作品で、アジアンテイストでミステリアスな作品に仕立て上げたかった模様。Snipesはやはりこの手の作品にはまるかも。タイトル通り、ちょっと映像に凝った部分も見られるが、中途半端にも感じられるので、ストレートなアクションに仕上げてもよかったかもしれない。 (2000/8/28)

050.The Cell / ザ・セル (2000/USA) ★★★
cast : Jennifer Lopez, Vince Vaughn, Vincent D'Onofrio
staff : Tarsem Singh (director), Mark Protosevich (writer)
Jennifer Lopezの久々の新作。「マトリックス」を意識した作品とのことだが、個人的には「羊たちの沈黙」を思い出させる作品だと思う。ストーリー展開はわりと面白く発展していくものの、いわゆるマトリックスを意識した映像にはオリジナリティを感じない。評判がわりとよいLopezの演技にも特別切れがみられないのが非常に残念だった。とっつきにくいストーリーではあるが、映像美も楽しめる作品ではある。最近個人的に注目しているVincent D'Onofrioの演技が魅力。彼とLopezとの絡み合いがもっとあれば楽しかったかもしれない。 (2000/8/25)

049.Nutty Professor II: The Klumps / ナッティ・プロフェッサー2 クランプ家の面々 (2000/USA) ★★
cast : Eddie Murphy, Janet Jackson, Larry Miller, John Ales, Jamal Mixon
staff : peter Segal (director), Steve Oedekerk (story)
前回よりもさらにパワーアップ!のはずなんだが、今回はいまいち乗り切れていない。前作も、後半からちょっと???といった感じだったが、今回は最初から???な出来。非常に残念。みどころとなっているEddieの複役はそれほど新鮮味を感じることもなく、前作の延長といった感じ。ストーリー自体は相手役にJanet Jacksonを起用しているにも関わらず、特別魅力を感じることもなく終わってしまった。エピソードは適度に盛り込まれているが、すじとなるストーリーが不安定なのでみていて納得いかない点がいくつかあるのが残念。脚本がいまいちだった。 (2000/8/25)

048.Space Cowboys / スペース・カウボーイ (2000/USA) ★★★
cast : Clint Eastwood, Tommy Lee Jones, Donald Sutherland, James Garner, James Cromwell
staff : Clint Eastwood (director), Ken Kaufman (writer)
Clint Eastwoodの新作。この映画のみどころはメインの出演者。メインの出演者は50歳以上。そんな彼らが宇宙に殴り込みをかけるというから見物だ。映画の前半は訓練の模様をおもしろおかしく描き、後半は実際に飛び出した宇宙での彼らの活躍を描いている。Eastwoodの映画はいつもわりとさらっとしているものが多いが、今回も非常にあっさりとしたストーリー展開。もう少しいろいろなエピソードを盛り込んでもいいかもしれないが、適度なエピソードとユーモアたっぷりのキャラクターが見せ場を作っている。ストーリー上での盛り上がりを見せるのは映画後半からだが、展開がさっぱりしすぎているように思える。個人的には気に入った作品だが、物足りなく感じる人もいるかも。従来のEastwood映画とは一味違った、おやじとなったEastwoodを見られるのがたのしい。サントラはいつものようにJazzをふんだんに使用しており、Eastwood自体も作曲に参加している。全体を通して、わりとあっさりした作品だが、見て損はなし! (2000/8/24)

047.一個都不能少 / あの子を探して (1999/CHN) ★★★★
cast : ウェイ・ミンジ, チャン・ホエクー, フォン・ユイイン
staff : 張芸謀 (director)
主役を含め、出演している子供たちはすべて素人を起用したという、チャン・イーモウ監督の意欲作。コン・リーを起用していた時のような、悲劇のヒロインものではなく、地域に根づいた社会問題をやわらかく風刺。田舎の小学校と都会をさりげなく比較することで、私たちが忘れかけている、昔ながらの恩心を教えてくれる。それにしてもすごかったのが、主人公のウェイ先生。誰にも頼らず、自分とそれほど年齢差のない生徒達と力を合わせて、街までホエクーを探しにやっていく。けなげに局長を待ち続ける姿などをみると、ちょっとしたことでくじけてしまう自分が情けなくなる。顔にでるほど頑固な先生だが、ホエクーを捜し求めて、やっとのことでカメラに向かってホエクーに自分の思いを伝えようとする時、ほろりとみせる素直な感情。そしてそれを見て、意地をはっていたホエクーも感情を見せる。そんなひとときがとてもシンプルに描かれている。中国映画ならではの泣かせどころはきちんとあるのだが、自然でかつシンプル。素人さんを起用した効果が抜群に発揮されているといえる。このようなピュアな作品を見るたびに、映画のすばらしさを実感させられる。去年のベネチア国際映画祭グランプリ受賞。 (2000/8/20)

046.推手 / プッシング・ハンズ (1992/TWN) ★★★
cast : ラン・シャン, ワン・ライ, ワン・ボー・チャオ
staff : Ang Lee (director)
台湾出身の李安(アン・リー)監督のデビュー作。シナリオコンクールにこの作品と「ウェディング・バンケット」の2作を送ったところ、それぞれトップを独占したそうだ。推手とは太極拳の組み手の一つ。中国系とアメリカ人との文化の違いをさりげなく描写しながら、中国人の父子、そして妻と子の4人を中心に物語が進んでいく。父子を中心に描いているが、主人公はやはり父親。太極拳、推手でチャンピオンにも輝いたことがあるという父。アメリカにいる息子を尋ねてやってきたのはいいが、英語も話せず、息子の妻とうまくいかない。トラブルを引き起こすばかりで、自分の居場所を捜し求める。いっけんシンプルなストーリーに思えるが、アメリカで自分の居場所を見つけようとする少数民族を描いているようにも思える。また、さりげなく見せる中華食文化が魅力的。文化を魅せる部分はアン・リーならでは。台湾時代のアン・リー作品には必ず出演しているラン・シャンの好演が、ちょっぴりぎこちなさのある演出に花を添える。 (2000/8/18)

045.Passion of Mind / 薔薇の眠り (1999/USA) ★★★
cast : Demi Moore, William Fichtner, Stellan Skarsgurd
staff : Alain Berliner (director), Ron Bass / David Field (story)
Demi Moore久々の新作。ロマンスものだが、スリラーっぽく仕上がっているのが魅力的。なかなか面白かった。夢と現実の両方に存在する自分に混乱し、愛する男性に追いつめられていく女性を演じている。ストーリーは面白い。Moore作品にしては、小作品だが、彼女はこの手の作品で十分に活かされるから好きだ。ただ全編を通して思ったのは、やはりあそこまでたばこすっちゃ体に悪いよ〜。何かある毎にたばこをすっていたが、スクリーンでみるのは痛々しい。それがなければ4つ星だったが・・・。Mooreが選んだ作品としては珍しいが、小作品で伸びる女優だと思うので、今後も作品を選んで出演してほしいところ。"Striptease"のような映画はちょっとかんべんしてほしい〜。(^^; (2000/8/13)

044.Gladiator / グラディエーター (2000/USA) ★★★★
cast : Russell Crowe, Joaquin Phoenix, Connie Nielsen, Oliver Reed, Richard Harris
staff : Ridley Scott (director), David H.Franzoni (story)
話題の大作ということで、早速みてみたのだが、やはり期待しすぎてしまった。ストーリー自体はしっかりと練られており、話の筋がしっかりと魅せられている。が、新鮮味に欠けるのが残念だ。映像もゴージャス、キャストもゴージャスなので、たっぷりと楽しめるのだが、何か一つ物足りない。それはオリジナリティだと思う。この手のストーリーはすでに何度も使われており、さらに英雄ものもすでにある。何かオリジナリティをふんだんにアピールすることで、より面白味が増したのかもしれない。私には「ブレイブハート」と似たような映画に感じられてならない。Croweの男のにおいももう少しほしかった〜!まだまだある!(+。+) しかし映画自体はよく出来ており、ラストも文句無し!4つ星。 (2000/8/13)

043.Boiler Room / マネーゲーム 株価大暴落 (2000/USA) ★★★
cast : Giovanni Ribisi, Ben Affleck, Vin Diesel, Nia Long
staff : Ben Younger (director/written)
現在売り出し中のGiovanni Ribisi主演作品。ベテラン俳優に囲まれながら、きっちり主役をこなしているのはなかなか。ストーリーはわりとしっかりしており、「ウォール街」にあこがれる若い連中を中心に、主人公と父親の関係を一番に描いているところが気に入った。彼の根底にある微妙な問題を忠実に描いている。しかし、映画全編にラップ音楽を使用した意図は不明。若者向けの映画にしたいのか、それともインディ系の映画に仕立て上げたかったのか。盛り上げ方にもいろいろあるが、音楽を極力押さえて、サイレントな中で映画を盛り上げるのもよかったのでは?Ben Affleckの友情(!?)出演もなかなか面白かったが、彼はやはり主役よりも脇役に徹した方が引き立っていい(もちろん、主役を演じるだけの力量はあるが)。原題の"Boiler Room"とは、電話で売りこむ不法証券ブローカーの営業所のこと。 (2000/8/13)

042.Li Ciclone / 踊れトスカーナ! (1996/ITY) ★★★
cast : レオナルド・ピエラッチョーニ, ロレーナ・フォルテーザ, バルバラ・エンリーキ
staff : レオナルド・ピエラッチョーニ (director/written)
フィレンツェの郊外(たしか)にある小さな町。町の噂は誰でも耳にするくらいの小さなところで、人々はみんな和気藹々と暮らしている。そんなある日、スペインからフラメンコダンサーの一行が迷い込んだから大変。町中は大騒ぎ、そして主人公はダンサーの一人に恋する。前半の陽気な雰囲気から、後半スペインの情熱的な音楽にのせてコミカルに描く恋のお話。。。それにしてもよくコミカルに描かれていて楽しいのだが、音楽が英語だったことから、海外をもターゲットに考えた作品だったのだろうか?一昔前のイタリア映画とは違った味を持った映画。だが、基本的にイタリア人の男性は変わらない!?(笑) 全編に流れる陽気で情熱的な音楽が映画のムードをより盛り上げる。また地味な主人公よりと周りを囲む強烈なキャラの家族たちのバランスがうまく取れていて、主人公を引き立てている。性格は強烈だが、みんないい人。本当にみていて楽しくなる映画。こんな恋もいいかも! (2000/8/13)

041.Final Destination / ファイナル・デスティネーション (1999/USA) ★★
cast : Devon Sawa, Ali Larter, Kerr Smith, Daniel Roebuck, Chad Donella
staff : James Wong (director), Jeffrey Reddick (story)
最近、ハリウッドではティーンズパワーがすごい。音楽から火がついたティーンズパワーだが、映画も続々登場。そんな波にノって登場したのがこの映画。原作は悪くないはずだが、やはり物足りなく感じてしまうのはキャスティングのせいだろうか。しかし、若手俳優の力不足だけが原因というわけではない。主演を演じているのはDavon Sawa。なかなかかっこいい青年。「キャスパー」に出演していたころからはすっかりと成長している。また、「刑事ナッシュ・ブリッジズ」で情けない所長役を演じているDaniel Roebuckもさりげなく出演しているのがうれしい。その他、「ER」にゲスト出演していたChad Donellaなど、テレビドラマ関連の出演者が続々登場。出演者を見るだけでもわりと楽しめるかもしれない。もう少しひねりのきいたラストが用意されていたら、盛り上がったかもしれない。 (2000/8/6)

040.The Perfect Storm / パーフェクト・ストーム (2000/USA) ★★★
cast : George Clooney, Mark Wahlberg, Diane Lane, Mary Elizabeth Mastrantonio, John C. Reilly
staff : Wolfgang Petersen (director)
久々にハリウッドらしい映画を見た。ある程度まとまったストーリー、迫力ある演出、そして主人公の人望。ヒット作品の定義にぴったりあった映画でもある。この映画のみどころは、まずは監督Petersenの演出。パニック映画と思わせながら、人間味のあるお涙ちょうだい映画に仕立て上げてしまう彼の演出は、ある意味すごい。また、やはり映画の迫力を出すためのCGもすばらしい。ILMのメンバーによるものだが、いつ見ても彼等の作品はすばらしい。水の微妙な動きがなんとも魅力的だ。彼等の作品で特に好きなのが「アビス」だが、アビスの出演者Mary Elizabeth Mastrantonioがこの映画で復活したのもうれしい。出演者は個性派揃い。こちらもみどころたっぷりだ。まずは主演のGeorge Clooney。大ヒットドラマ「ER」で見せていた演技よりもさらに荒々しい演技が見物。また「スリーキングス」以来、すっかり息投合したMark Wahlbergには、主演のClooney自ら話を持ちかけたとか。Michael Thomas Anderson監督作品でいい味を出しているJohn C.Reillyの脇役もうれしい。そして、地味な女性を演じたいと希望していたDiane Laneは、希望通り地味な女性だが存在感をアピールした脇役でドラマを盛り上げる。実話に基づいた作品とされているが、乗組員の話はフィクションが含まれている。話の展開はハリウッドらしい展開となっているが、単純に楽しめる映画であることは確かだ。 (2000/7/30)

039.28 Days / 28デイズ (2000/USA) ★★★
cast : Sandra Bullock, Viggo Mortensen, Dominic West, Elizabeth Perkins, Steve Buchemi
staff : Billy Thomas(director)
Sandra Bullock主演のシリアスもの。アルコール中毒である主人公が、更正施設ですごす28日間を描いた作品。まずコンセプトが面白い。ヘビーな社会問題を取上げたわりには、わりと軽く描いているのが、逆に気軽に見れるところ。Bullockの気軽な演技が、周りの俳優陣の力を抜いた演技のおかげで、存在感が増す。また、脇役で登場しているブシェミの力を抜いた演技がいい。それぞれの俳優たちの力量を的確に把握し、うまく調整している監督の力が見えてくる。ラストもさらっとしているので、後味が悪くない。Bullockの個性がそれほど出ていないところが逆にいい。オススメ。 (2000/7/7)

038.The Next Best Thing / 2番目に幸せなこと (2000/USA) ★★
cast : Madonna, Rupert Everett, Malcolm Stumpf
staff : (director)
残念ながら、Madonnaの演技はまだまだ未熟なようだ。純粋なキャラクターがどうしても似合わない彼女にはイメチェンも兼ねたキャラクターとしてこのキャラを選んだのだろうか。最後まで見終わった後で、彼女のキャラクターにあまり共感できない部分が多々あり、逆にイメージが悪くなってしまったのが私的な感想。ストーリーも、ミュージカルっぽくスタートし、まるでマドンナが主人公のような展開で進むのだが、後半から、なんだか自分勝手な彼女だけが目立ち、主人公もいつのまにかイベレットへと移行している。監督の中途半端な視線が、混乱を招くのは事実だ。ハッピーエンドを望むわけではないが、テーマが複雑なこの作品は、もっと脚本を丹念に練るべきだ。 (2000/7/7)

037.The Whole Nine Yards / 隣のヒットマン (2000/USA) ★★
cast : Bruce Willis, Matthew Perry, Amanda Peet, Rosanne Arquett, Kevin Polack
staff : (director)
主人公は、歯医者で悲劇なMatthew Perry。ある日隣に引っ越してきた人が、とんでもない大物殺し屋ということに気がついた彼。奥さんと引っ越そうとするが、逆に奥さんにはめられ、自分の命を狙われる羽目に・・・。Matthew Perryの冴えない演技ばかり気にかかり、映画自体は全くまとまっていないのが残念。キャストもミスキャストとしか思えず、非常にもったいない使い方をしている。また、トピックスが少ないため、トピックとトピックとの間にある無駄な時間が妙に目立つ。脚本も「アナライズ・ミー」を意識したような作りになっているが、いまいちノリきれておらず、すべてが悪い方向に。。。唯一の救いは、脇役のケビン・ボラック。彼の存在感のある演技が非常に無駄になってしまったのは残念だ。 (2000/7/7)

036.Big Mamma's House / ビッグ・ママス・ハウス (2000/USA) ★★★
cast : Martin Lawrence, Nia Long, Paul Giamatti, Ella Mitchell
staff : Raja Gosnell (director), Darryl Quarles (story)
"Blue Streak"ではこそ泥を演じたLawrence。今回はFBI。ひょんなことから、犯人に接近するため、まるまると太ったおばあちゃんに扮装して、おとり捜査に乗り出した。おとり捜査の奮闘と、義理の娘への恋心をおもしろおかしくLawrenceが好演。正直いうと、ストーリーにはあまり新鮮味がない。Eddie Murphyの「ナッティ・プロフェッサ」の変装を利用したコメディだけのような気がするのは確かだ。また「ミセスダウト」と似たようなストーリー展開も感じられる。しかし、この映画の見どころは、なんといっても主演であるMartin Lawrenceのキャラクター。彼のキャラクターはいつも面白く、それが人気の秘訣といえる。ちょっと癖はあるけれど、なれてしまえば結構おもしろい彼の芸風がヒットの要素になっているのだと思う。真剣に見られる映画ではないと思うが、ちょっとばかげた映画でもみてみたいな、と思っている人にはオススメできるかも。もちろん、全編に繰り広げられるCoolなHip Hopサウンドもチェックしてほしい。(2000/6/16)

035.Mission : Impossible 2 / M:I-2 (2000/USA) ★★
cast : Tom Cruise, Thandie Newton, Anthony Hopkins, Dougray Scott, William R.Mapother, Ving Rhames
staff : John Woo (director), Ronald D. Moore / Brannon Braga (story), Robert Towne (screenplay)
2000年作品。アメリカ。この作品を、ドラマ「スパイ大作戦」の映画版とは考えないほうがいいだろう。ドラマのブランドにこだわる人にはオススメできない映画となっている。映画開始からTom Cruiseの映画と化し、007のような女性がらみのストーリー展開となって行くのだが、残念ながら、Tom Cruiseのうわべだけの演技では、愛と正義に板ばさみされた主人公ハントの苦悩が全然伝わらず、いつまでたっても共感できない。また、要所要所にスローモーションを使用しているのだが、相変わらず「フェイス/オフ」と同じ手法なので、新鮮味を感じない。全編ににおわせる007の雰囲気と、スローモーションを利用したマトリックスのようなスクリーン構成ひとつひとつが、流行を追っているだけのように感じてしまうのは私だけだろうか。しかし、新鮮味にはかけるものの、いわゆるJohn Woo映画としては楽しめる作品で、彼の映画には欠かせない白いハトも登場。エンターテイメント性の要素はたっぷりと盛り込まれているので、作品のよし悪しよりも、ハリウッド映画を楽しみたい人にはオススメできる。また、Tom Cruiseファンにはたまらない映画となっている。(2000/6/16)

034.Erin Brockovich / エリン・ブロコビッチ (2000/USA) ★★★
cast : Julia Roberts, Arbert Finney, Aaron Eckhart, Peter Coyote
staff : Steven Soderbergh (director), Susannah Grant (writer)
2000年作品。アメリカ。実話に基づいたお話。女手ひとりで3人の子供達を育てながら苦しい生活をなんとか暮らしているエリン・ブロコビッチ。ふとしたきっかけから法律事務所で働くことになり、そこで手伝い始めた大企業の汚染訴訟にのめりこんで行く。。。実話をどれだけ忠実に再現しているかはわからないが、ほどほどのエンターテイメント性をちりばめた、おとなしい作品となっているのに驚いた。話題となったエリンのキャラクターもそれほど強烈ではなく、淡々と進むストーリー展開になかなか共感することは難しいが、彼女のタフさは確かに表れており、苦しい状況の中、何かにのめりこみ、最後なで成し遂げて達成感、満足感を得られることが出来た彼女に拍手を送りたくなり、また尊敬すべきでもある。あくまでも主人公の彼女だけにスポットを当てただけの展開は納得いかないものの、単純なストーリーのおかげで見終わった後で不快感を感じさせないのは監督の業か。(2000/6/16)

033.Christmas in August / 8月のクリスマス (1998/KRA) ★★★
cast : ハン・ソッキュ, シム・ウナ, シン・グ, イ・ハンウィ
staff : ホ・ジノ(director), オ・スンウク、シン・ドンファン、ホ・ジノ(writer)
1998年作品。韓国。韓国で人気の俳優であるハン・ソッキュの魅力がたっぷりと伺える作品。ストーリーはわりとありきたりの設定からスタート。不治の病におかされた主人公が、時の流れ、人とのふれあいを感じながら生きていくお話。相手役のシム・ウナが、とても自然な演技を披露している。映画に入り込みやすくしてくれる自然さと、また根性を感じさせるような強い目が印象的。監督のなんとも「アジア」らしい色彩感覚も魅力的。日本とも共通する、時の流れ、夕暮れ時の空の色など、アジア人ならではの情緒あふれる色彩、そして雰囲気を、美しく映像におさめている。自分の死を受け入れているはずの主人公が、迫ってくる死への恐怖を感じつつ、そしてそんな時ふと生まれたひとときの恋心を大切に、時の流れに身を寄せる。。。そんな静かな一つの人生が、とても重みのある命の尊さを教えてくれる。(2000/6/3)

032.Chasing Amy / チェイシング・エイミー (1997/USA)
cast : Ben Affleck, Joey Lauren Adams, Jason Lee, Dwight Ewell
staff : Kevin Smith (director/writer)
1997年作品。アメリカ。Ben Affleckの好演が光る作品、ということで、早速見てみた。が、なんともひどい内容だ。Miramaxは一体何を言いたいのだろうか・・・。確かにBen Affleckもなかなかの好演だし、相手役のJoey Lauren Adamsも悪くないのだが、散々騒いでおいて、ラストはあれあれ?といった感じ。所詮はMiramax映画だな、と悪い意味で納得してしまった作品。やはりストーリーのテーマがよくわからないのが混乱させる。後半の無理なストーリー展開が映画をぐんと盛り下げてしまった。(2000/5/26)

031.Babette's Feast / バベットの晩餐会 (1997/DNM) ★★★★
cast : Stephane Audran, Bodil Kjer, Birgitte Federspiel
staff : Gabriel Axel (director/writer)
1997年作品。デンマーク。この映画を危うく見逃がすところだった!未見の人にはぜひオススメのこの作品。グルメ映画でもトップに入る作品だろう。善人として生きてきた二人の姉妹の前に、以前知り合いだった方からある人を紹介される。バベットさんだ。お手伝いとして働き始めるバベットさんだが、彼女には意外な過去が・・・!?もちろん、グルメ映画であり、続々と登場するワインの数々を楽しむこともできる。前半、とにかくゆっくり展開される映画なので、ちょっと退屈に感じる方もいるかもしれないが、ちょっとだけ我慢してみてほしい。後半になり、一気にスピーディーな展開が。まさに、料理を作る時の手さばきのごとく、さくさくと進み、食卓を囲む人々の静かだが暖かい心が伝わってくる。一気にラストまで見終わった後で、自分の心が満たされていることに気がつく。まさに、満腹満腹♪と思える作品。アカデミー賞最優秀外国語映画を受賞している。(2000/5/13)

030.喜宴 / ウェディング・バンケット (1993/TWN) ★★★
cast : Winston Chao, May Chin, Mitchell Lichtenstein, Sihung Lung, Ah Lei Gua
staff : Ang Lee (director/writer), Neil Peng/James Schamus (writer)
1993年作品。台湾。李安(アン・リー)監督の海外進出作第一弾。NYを舞台に、ゲイやグリーンカードなどの社会問題をコメディタッチで描いた作品。NYで働く主人公と彼の恋人、サイモン。ゲイカップルの彼らの間に、ひょんなことからグリーンカードのために女性が一緒に住むことに。偽装結婚やゲイの問題など、アメリカの社会で問題となっているトピックスをコメディにしてしまう李安は、ある意味すごいかもしれない。笑いながらもシリアスなシーンを含んでいるため、考えさせられるシーンも多々あり。主人公の心の葛藤はもう少し細かく描いてほしかったというのもあるが、それでも家族の関係、そしてそれぞれの愛情を上手く描写している。ラストシーンはすごくいい。お父さんの後ろ姿から何を得られるかはあなた次第。ベルリン映画祭で作品賞を受賞。(2000/5/13)

029.Shuri / シュリ (1999/KRA) ★★★
cast : ハン・ソッキュ(韓石圭), キム・ユンジン(金允珍), チェ・ミンシク(崔岷植), ソン・ガンホ(宋康昊)
staff : カン・ジェギュ(姜帝圭)(director/writer)
1999年作品。韓国。すっかりハリウッドに感化されてしまった韓国映画。韓国映画独特の味もあまりなく、ド派手なアクションで勝負を挑む。女性に人気がでたこの映画の行き着くところはラブストーリーだからなのだろうが、私は単なるバイオレンス映画にしか見られなかった。テーマとなっている社会問題も、最後はラブストーリーで消されてしまうような感じがしてならないこの映画は、まさに「Face/Off」を思い起こさせる。エンターテイメント性はあるので、オススメできる映画だが、アメリカ映画の悪い部分を取り入れた映画にしか感じられないのも確かだ。出演者はなかなかよかったが、悪役を演じたチェ・ミンシクのクール、かつ情熱的な演技には拍手を送りたい。(2000/5/7)

028.Au Petit Marguery / パリのレストラン (1995/FRN) ★★★★
cast : ステファーヌ・オードラン, ミシェル・オーモン, ジャック・ガンブラン, アニエス・オバディア
staff : ローラン・ベネギ (director/writer), ミシェル・フィルド/オリビエ・ダニエル (writer)
1995年作品。フランス。長年続けてきたレストランを閉めることに。。。ということで、レストランに思い出のある人々を集めて、最後の晩餐に繰り出す。フラッシュバックをふんだんにとりいれて、料理の合間に展開されるストーリー構成がなかなかよくできている。日本とは違った食文化を持つフランスだが、食卓を囲むのは、どこの国も楽しいものだ。それがおいしい料理ならなおさらだろう。厨房も覗かせてくれるのがうれしい。人生の一場面をスクリーンに収めた感じの、アットホームなお話は、心を暖かくしてくれる。(2000/5/3)

027.飲食男女 / 恋人たちの食卓 (1994/TWN) ★★★★
cast : Sihung Lung, Yu-Wen Wang, Sylvia Chang, Kuei-Mei Yang
staff : Ang Lee (director/writer), James Schamus / Hui-Ling Wang (writer)
1994年作品。台湾。3人姉妹プラス父親の複雑な家族関係を、食卓を囲みながら展開される。オープニングのセンスのよさから一気に映画に入る込めるのがよい。家族のあり方、また女たちの父親に対する不思議な感情が絡み合い、恋愛へと展開されていく。思わぬ方向へ進むストーリー展開も見逃せない。また、台湾料理の数々や、台湾でのお茶の飲み方まできちんとカメラに収められており、文化を伝えようとするアン・リー監督の遊び心が伺える。女性にはわかる彼女たちの気持ち、また父親にわかるお父さんの気持ちなど、共感できるところは人それぞれかもしれないが、とても心温まる作品。家族をテーマに撮り続けてきたアン・リー監督の好作と言える。夕暮れ時のあの色彩、アジア映画ならではだと思う。(2000/4/29)

026.Any Given Sunday / エニイ・ギブン・サンデー (1999/USA) ★★★
cast : Al Pacino, Jamie Foxx, Cameron Diaz, Dennis Quaid, LL Cool J., Ann-Margret
staff : Oliver Stone (director)
1999年作品。アメリカ。迫力満点のアメフトもの。監督がOliver Stoneということで、ちょっと驚いたが、映像もよかったし、緊迫した雰囲気がひしひしと伝わってきて、私はとても気に入った。アメフトのゲーム風景もかなり迫力があり、それにプラスしてヘビメタ/ヒップホップがミックスされて、とてもラウドな映画に仕上がった。(^−^) Al Pacinoも相変わらず良し!ちょっと年取ってきたかな〜っていう感じの演技が絶妙だ。しかし、なんといってもこの映画でがんばっているのがJamie Foxx!アメリカでは"The Jamie Foxx Show"というsitcomで人気を得ているが、この映画ではシリアスな演技に挑戦している。よくよくみればみるほど、かなりいい演技をしている。アカデミーも夢ではない!またCameron Diazもなかなかの好演。これはチェックするべき作品ですぞ!(2000/4/9)

025.The Cider House Rules / サイダーハウス・ルール (1999/USA) ★★★
cast : Tobey Maguire, Charlize Theron, Michael Caine, Delroy Lindo, Kathy Baker, Heavy D
staff : Lasse Hallstrom (director), John Irving(novel)
1999年作品。アメリカ。今年のアカデミー賞で穴場的存在として話題になったこの映画だが、残念ながら、私には物足りなかった。John Irvingの小説を映画化したものなので、小説を読んでみないとなんともいえないが、映画自体にはもう少し新鮮な要素が必要に思えてならない。孤児院で暮らしてきた主人公が、自分の人生を切り開こうと、初めて外の世界に出て、愛を見つけ、自分の心の家を見つけようという旅を追った作品だ。アカデミー助演男優賞を受賞したマイケル・ケインも、予想以上に出演時間が短かったので、アカデミーにも疑問を感じてしまった。たしかにいい演技はしているけれども・・・。主人公も、感情をあまり表に出さない役作りなのだと思うが、そのせいでなかなか作品全体の盛り上がりに欠ける。ストーリーは、非常にコンパクトにまとまっており、多彩なエピソードと納得のいく進み方でラストを迎える。見ていてほっとするのだが、逆にさらっと見終えてしまうのが寂しく感じてならない。主人公の感情をもう少しだけ押し出せば、より奥深い作品になったのではないだろうか?(2000/4/9)

024.Three Kings / スリーキングス (1999/USA) ★★★
cast : George Clooney, Mark Walburt, Ice Cube, Nora Dunn, Spike Jonze, Cliff Curtis
staff : David O. Russell(director/screenplay)
1999年作品。アメリカ。意外と面白かった。映像が特に新鮮に感じた。ストーリー自体はわりとシンプルで、ちょっとブラックコメディにしようと無理しているようにも感じる部分があったが、それでもこのストーリーは、退屈とちょうどいいのちょうど中間に位置する出来栄え。(笑) 出演者もなかなか個性がある人たち。George Clooneyも、「ピースメーカー」は失敗だったと思うけど、その他の彼の出演作品はわりと興味深い。最近では、あの「サウス・パーク」にも声の出演をしているから驚きだ。「ER」とは違った役柄でがんばってほしい。その他、「ブギーナイツ」で強烈な主人公を演じていたマーク・ウォルバーグはわりとおとなしかった。でもずいぶんと成長したなぁ。今後が期待できる。ウォルフガング・ペーターゼン監督作品「パーフェクト・ストーム」(2000)でも、クルーニーと再度共演。今度はもっとシリアスなパニックものなので楽しみだ。マーク演じるTroyを崇拝している役を演じているSpike Jonzeは、Beastie Boysなどのミュージック・ビデオ監督として有名で、最近ちょくちょく映画に出演しだした。全体を通して、わりとおちついた作品になっているが、今後活躍が期待される俳優と監督が集まった作品といえるだろう。(2000/4/8)

023.Scream 3 / スクリーム3 (2000/USA) ★★★
cast : Nave Campbell, Courteney Cox Arquette, David Arquette, Patrick Dempsey, Lance Henriksen, Jamie Kennedy, someone from Star Wars
staff : Wes Craven (director)
2000年作品。アメリカ。生き残りメンバーが再度終結。この映画は最初からそうだが、全然怖くないのが売りだと思うが・・・。マニアを喜ばせるセリフ、そして皮肉たっぷりのストーリー展開などが見所。そう考えれば、この映画は結構楽しめる。「ホラー映画の定義」を語り出したら止まらなくなるJamie Kennedyもスペシャルゲストで出演しているのがうれしい。(彼がいなくちゃ「スクリーム」じゃない!)まずはみてほしい。おもしろいか、こわいか、それともつまらないか・・・。すべてはあなた次第、という感じの作品です。(^-^) あっと驚くSWスペシャルゲストも登場。うれしかった〜!(笑)(2000/4/6)

022.Boogie Nights / ブギーナイツ (1997/USA) ★★★
cast : Mark Walburg, Burt Raynolds, Julian Moore, Heather Graham
staff : Paul Thomas Anderson (director/writer)
1997年作品。アメリカ。「マグノリア」の監督デビュー作、ということですが、当時話題になっていたので気にはなっていましたが、やはりすばらしい作品です。この手の人間模様を描かせたら、抜群の才能を発揮しますね、この監督は。監督としてもそうですが、脚本も自分で手がけているのがみどころです。いわゆるポルノ業界を舞台に、絡み合う人間関係を描写していますが、それにしても主人公のマークはすごい。とても、以前「マーキー・マーク」としてラップしていたころの彼を想像できないほどいい演技をしています。また、当時アカデミーでも話題になったバート・レーノルズも好演しています。R指定ではありますが、よくできた作品です。(2000/3/18)

021.Buena Vista Social Club / ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ (1999/USA) ★★★★
cast : Buena Vista Social Club, Ry Cooder
staff : Wim Wenders (director/writer)
1999年作品。アメリカ。ヴェンダース監督の久しぶりの作品。最近何かと話題のBuena Vista Social Clubですが、CD自体は2,3年前に発売され、もちろんキューバ音楽の大好きな私はそのときから毎日のように聞いていました。そのときはこれほど話題にならなかったのですが、後に徐々に話題となり、彼らのドキュメンタリー映画(!?)がヴェンダース監督によって作られたのです。ドキュメンタリーなので、ストーリーなどは特別ありませんが、見終わった後に残る「人生っていいな。。。」という感想が心にしみました。人それぞれ、感じるところは違うと思いますが、とても心温まる映画であることは間違いありません。(2000/3/17)

020.Green Miles / グリーン・マイル (1999/USA) ★★★
cast : Tom Hanks, Michael Clarke Duncan, David Morse, Bonnie Hunt
staff : Frank Darabont (director), Stephen King(novel)
1999年作品。アメリカ。キング原作の映画化。今一番ホットな注目作品なので、早速見てみたのだが・・・。キング作品といえば、多くの作品が映画化されているが、なかなかよい作品に仕上がらないのが残念でならない。この作品はわりとよく出来ているように見えるが、私は残念ながら共感できないところが多々あった。第一に、原作は何作も出ているが、それを3時間でまとめるのには無理があった。話の展開に盛り上がりがないわりに、時だけが過ぎていく。T.Hanks がM.C.Duncan に対して不思議な気持ちを抱く部分さえも、詳細に描かれていないので、Duncan が持つ不思議な力に興味を持ってから彼を心のそこから信頼するまでの経緯がまるでわからない。表面だけの説明ですませてしまっているからだろう。また、ラストも、真実がわかっていながらもなぜそうするのか。。。老人となったHanksからスタートする意図もよくわからない。。。もちろん、感動作品だし、普通の作品として見たら、よくまとまってはいるのだが、小説を映画化したという点で、私はこのような感想を持った。話題作ということで期待しすぎたのかもしれないが。それでも、娯楽作品としては十分に楽しめる作品なのには違いないので、他の感想が楽しみだ。(^-^) ちなみにキング原作の作品で、私のトップ3は「デッド・ゾーン」「シャイニング」「キャリー」もしくは「スタンド・バイ・ミー」。(2000/3/12)

019.Suspiria / サスペリア (1977/ITY) ★★★
cast : Jessica Harper, Stefania Casini, Alida Valli
staff : Dario Argento (director), Goblin (music)
いわずとしれた、イタリアン・ホラーの決定版!今更ながらやっとみました!すばらしい!ゴブリンの、時間の流れをうまく使った音楽と、アルジェントの原色を強調した映像が恐怖をかきたてる。特に青と赤がうまく交差してすばらしい色彩効果を出している。怖い映画だが、傑作といえるだろう。(2000/3/4)

018.Magnolia / マグノリア (1999/USA) ★★★
cast : Jason Roberts, Julian Moore, Tom Cruise
staff : Paul Thomas Anderson(director)
1999年作品。アメリカ。監督の才能がきらりと光る作品。私がこの作品をみていたく感じたテーマは「愛」と感じたのだが、実際のところどうなのかは知らない。脚本もP.T.Anderson(フィオナ・アップルと付き合っている)が手がけているが、面白い感性の持ち主だ。好き嫌いは現れそうな作品だが、私はかなり「いけてる」作品とみた。(笑) 話題となったT.Cruiseは思ったほどいけてなかったが・・・。(^-^;;;(2000/2/26)

017.Three Seasons / 季節の中で (1999/USA) ★★★★
cast : Don Duong, Nguyen Ngog Hiep, Tran Manh Cuong, Zoe Bui, Nguyen Huu Duog, Harvey Keitel
staff : Tony Bui(director), Harvey Keitel(executive prod.)
1999年作品。アメリカ。久しぶりに見つけたすばらしい作品。まずは映画全体の映像と監督のもつ感性がすばらしい。アメリカで育ったベトナム人の監督は若干26歳というから驚きだ。異文化に生きた監督が、彼の感性の赴くままに撮ったと思われる映像はすばらしくきれいで、そして生々しい現実的な厳しい目にも見える。ベトナムのもつ美しさ、生活の厳しさ、そして時の流れ・・・。すべてをここまで映像化できたのはすばらしい。蓮の花に見え隠れするベトナムの古傷と人々の持っている暖かい心。。。タイトルは"Tree Seasons"だが、ベトナムには乾季、雨季の二つの季節しかないという。(知らなかった!)そしてもうひとつの季節、心の季節・・・。そんな意味合いでつけたというタイトルがまた興味深い。4人の登場人物の関係をうまくつないで、ベトナムのひとときを映し出す。今年のトップ10に入る作品です。(2000/2/26)

016.Eye of the Beholder / 氷の接吻 (1999/USA) ★★★
cast : Ewan McGregor, Ashley Judd, Jason Preistly
staff : Stephan Elliott (director), Marc Behm (novel)
1999年作品。アメリカ。諜報員であるマクレガーが、ある事件を目撃する。その事件に絡んでいるジュドを追ううちに、惹かれていく・・・というお話。まず最初の感想として「もったいない・・・」。この一言につきる。全米公開はすでにされたが、残念ながら評価はかなり低い。それを知っていたので、全く期待はしないでみたのだが、それはそれで楽しめた。悪くない作品だ。なぜそんなに評価が低かったかは疑問だが、もったいないと感じた理由は脚本。もっともっとひねりにひねりを重ねれば、よりミステリアスなサスペンス映画になるに違いない。二人の関係はわりと興味深く描かれているが、それぞれの過去の描写がおろそかになりすぎて(それでいて過去の話がいっぱいでてくる)、空回りしている。もう少し時間をかけて人間像を描写して、それにシンプルなトピックスを絡めて行ったほうがよりわかりやすいし、逆にミステリアスだったはずだ。また惹かれて行く過程がいまいちうまく描かれていないのも悲しい。ジェイソン・プリーストリーが少し登場するが、なかなかいい感じ。(^-^)(2000/2/15)

015.Next Friday / ネクスト・フライデー (2000/USA) ★★
cast : Ice Cube, Tamala Jones, John Witherspoon, Justin Pierce
staff : Steve Carr (director)
2000年作品。アメリカ。まったくふざけた映画。でも好きな人には好きかもしれない。ただ淡々と進んでいくので、盛り上がりもなにもない。ということで、ハリウッド映画のドキドキ感を期待してはいけない。(笑) 私が楽しめたのは、全編にちりばめられたHip Hopくらい。ノリはいいので、音楽を聴くつもりで見るのもいいかもしれない。舞台はLAで、いとこ(!?)の家に居候に行く話なのだが、そのいとこの家がランチョ・コカモンガという街。実は自分もここにいったことがあるので、LAをちょっとだけ思い出させた。(笑)(2000/2/15)

014.Girl, Interrupted / 17歳のカルテ (1999/USA) ★★★
cast : Winona Ryder, Angelina Jolie, Whoopi Goldberg, Clea DuVall, Elizabeth Moss
staff : James Mangold (director), Susanna Kaysen (novel)
1999年作品。アメリカ。混乱した時代、1967年を舞台に、自分の存在を確かめようともがき苦しむ若者たちを描いた作品。ウィノナは自分自信をコントロールできなくなり、精神病院に入ることになる。そこで知り合ったさまざまな問題を抱えた人たちとのふれあいと、自分たちの存在を確かめ会って行く彼女らをうまく描いている。が、この程度の描写であれば、まず舞台を67年にする必要もない。むしろ発展した現在の私たちの方が起こり得やすい話。(でもまぁ実話に基づいているのでこういう設定になったのだろうが・・・。)この作品でゴールデン・グローブ賞を獲得したA.ジョリーだが、彼女の演技はもちろんだが、それと同様、いやそれ以上に周りの脇役たちもがんばっているのが見逃せない。「今を生きる」を思い出させる作品だ。アカデミーを狙った作品というのがみえみえだが、もしそうなのであればもう少し力があってもいいかもしれない。(2000/2/15)

013.Down To You (2000/USA) ★★
cast : Julia Stiles, Freddie Prinze Jr., Selma Blair
staff : Kris Isacsson (director/writer)
2000年作品。アメリカ。音楽も映画もティーンズものがはやりなのか!?初登場でいきなり2位に食い込んだので、面白いのかと期待してみたら、いまいち・・・。しょせんはちょっと安っぽいティーンズ向けの映画だった。(というか、映画にする必要性がない作品)問題はなんといっても脚本。全然新鮮味に欠ける、いままで何度も描かれてきたティーンズのお話、ということで、なぜいまさらこのような作品を製作したのかがわからない。(ティーンズが流行だからだろうな・・)主演のJulia Stilesもいまいち。前作"10 Things I hate about you"ではなかなかいい味を出していたので楽しみにしていたが、この作品では全然ノリきれていない、中途半端な演技でがっかり。実際に彼女が何歳なのかはわからないが、ちょっと大人びいた役どころに挑戦しても、単に背伸びをしているようにしか見えないので、映画の中に入っていけない。がっかりした作品だった。ちなみに同じティーンズもので、上記の"10 Things I hate about you"は悪くないので、どちらかというとこちらをオススメしたい。(2000/2/15)

012.The Beach / ザ・ビーチ (1999/USA) ★★★
cast : Leonardo DiCaprio, Magnus Lindgren, Guillaume Canet, Virginie Ledoyen
staff : Danny Boyle (director)
1999年作品。アメリカ。久しぶり!ディカプリオの新作です。撮影が難航していたようですが、やっと撮り終え、公開までこぎつけました。最近、アカデミーねらいの話題作も目白押しだったので、公開を見計らっていたのもあるようですが。。。ストーリーを知らなかったこともあり、あまり期待はしていなかったのですが、思ったよりは面白かった!タイが持っているミステリアスな雰囲気を、ナイトライフとネオンをうまく絡めながら描写しているのも気に入りました。実際に自分がタイにいったこともあるため、バンコクのもっているあの不思議な雰囲気を改めて映画を通してみて、この国にはまる人がいるのもわかる気がする、と思ってしまった。(自分はいまいちだったが・・)この映画に出てくるビーチはとてもきれいで、どこが撮影に使われたのかはわからないが(プーケットにしてはきれい過ぎないか!?)すごく魅かれる場所。映像がきれいなところも見逃せないポイント。ディカプリオ自体はあまり魅かれる役どころでなかったのが残念。。。ということで、ストーリーはいまいち。だけど、不思議な雰囲気を持った映画なので、見る価値はあると思う。脚本をもっともっと練れば、いわゆる話題作になりそうだ。(2000/2/15)

011.For Love of the Game / ラブ・オブ・ザ・ゲーム (1999/USA) ★★
cast : Kevin Costner, Kelly Preston
staff : Sam Raimi (director)
1999年作品。アメリカ。またまた野球にいきましたか!でも実際は野球よりも恋愛ものになっていました。正直、あまり評判がよくなかったので、全く期待しないで見に行ったので、わりと楽しめちゃいました。サム・ライミ監督もこういう映画を撮るようになったんですね〜、といった感じです。ちょっと長いので退屈でしたが、それでも共感できるところは多々あり。もう少しひねりをきかせてほしかったところです。(2000/2/6)

010.Man on the Moon / マン・オン・ザ・ムーン (1999/USA) ★★★
cast : Jim Carrey, Danny De Vito, Coutney Love
staff : Milos Forman (director), Scott Alexander & Larry Karaszewski (writer)
1999年作品。アメリカ。Jim Carreyの作品って、基本的に好きなんですが、時には「え?」って思うほど恐ろしく怖い作品もありました。(「ケーブルガイ」なのだが・・・)で、この作品もいまいちかな〜って思っていたのですが、実際にみてみたら、これはすばらしい!何がすばらしいかと言うと、映画そのものよりも、Jim Carreyの演技です。これは必見です。彼の演技力がこれほどまであったとは(失礼ですが)知りませんでした!GG賞を取ったので、どれどれとみてみたら、確かにこれは納得です。映画自体は、Andy Coffmanというコメディアンのお話で、実話に基づいています。Norm McDonaldなどSNLのメンツも出ていました。(^-^) ぜひJim Carreyの演技を見てみてください。それだけでも十分価値はありますよ。(2000/2/5)

009.The Bone Collector / ボーン・コレクター (1999/USA) ★★
cast : Denzel Washington, Angelina Jolie, Michael Rooker, Queen Latifah
staff : Phillip Noyce (director), Jeffery Deaver (novel)
1999年作品。アメリカ。この映画の方向性がみえない。ストーリー自体は淡々と進むのだが、怖い映画にしたいのか、それとも推理映画にしたいのかがわからないので、なんだかちょっぴり中途半端になった感じがする。それでもエンタテイメントとしては楽しめましたが。それにしても、大好きなAngelina Jolieがこの手の作品にも出演したのにはちょっとうれしいかぎりです。彼女の多才ぶりには本当に期待!ちなみにこの作品の小説も売れているみたいだし、小説も買ってみようと思っています。どちらが怖いのかな・・・。(笑)(2000/2/5)

008.Bicentennial Man / アンドリューNDR114 (1999/USA)
cast : Robin Williams, Sam Neile
staff : Chris Columbus(director), James Honer(music)
1999年作品。アメリカ。まず最初に思ったのが、なぜこの映画にそれほどお金をかけるのか!?コメディを作りたいのはわかるのですが、全然笑えないし、最初から無理な設定なんですよね。訴えようとしていることもくどいし。最近のRobin Williamsは一体どうしてしまったのでしょう?おそらく監督がChris Columbusだから出演したのでしょうが、この作品は、残念ながら失敗作に思えます。もっと練り上げれば面白くなりそうな脚本でしたが、残念です。R.Willamsの次回作に期待。(大丈夫かなぁ。。。)(2000/2/5)

007.Start Little / スチュアート・リトル (1999/USA) ★★★
cast : Michael J.Fox(voide), Gina Davis, Jeffrey Jones, Nathan Lane(voice)
staff : Norman Jewison(director)
1999年作品。アメリカ。とにかくかわいい!このかわいさだけで十分楽しめる!おしゃべりするねずみ君だが、声の担当はMichael J.Fox。他にも豪華なメンバーがvoiceを担当している。また久しぶりにみるGina Davisやちょっと太ったJeffrey Jonesなど、出演者も意外と豪華。"Babe"もヒットしたが、もちろん作品はあれを目指したに違いない。が、この作品はより家族をテーマにした作品で、ファミリー向けの作品となっている。脚本の出来の悪さは認めるものの、動物ものが好きな人にはオススメ。(2000/1/30)

006.The Hurricane / ザ・ハリケーン (1999/USA) ★★★★
cast : Denzel Washington, Rod Steiger
staff : Norman Jewison(director)
1999年作品。アメリカ。ボクサーのお話なのだが、黒人差別など、どろどろした人間関係を絡めた作品となっている。タイトルを聞いたときは、ハリケーンのパニック映画とばかり思っていたが((^-^;;;)実は全然違って、全くのシリアスもの。WashingtonはこれでGolden Globe賞を取得している。彼の演技は確かにすばらしかった。視線一つ一つでとてもストーリーの流れが理解できるし、なんといっても彼の存在感がぷんぷんしている映画だ。ストーリー自体は新鮮な感じはしないが、音楽と彼の存在感で、作品の出来がぐんとあがっている。これは必見!(2000/1/30)

005.Galaxy Quest / ギャラクシー・クエスト (1999/USA) ★★★★
cast : Tim Allen, Alan Rickman, Sigourney Weaver, J.P.Manoux
staff : David Howard (director)
1999年作品。アメリカ。ちょっとだけストーリーを。。。SFアドベンチャー"Galaxy Quest"はテレビ番組。出演者たちはサイン会などに行っては、自分たちの仕事を疑問に思っていた。そんなある日、本当に宇宙人があらわれ、テレビ番組が現実に・・・。というお話なのだけど、これまたAlan Rickmanがいい味をだしている!最初、なんで彼がこのような作品を選んだのか疑問だったけど、これがまた・・・はまり役なのです。(笑) その他にも、髪を染めた(!?)S.ウィーバーもかわいいし(若返った感じが・・)、Tim Allenもいつも通りにいい感じ。なぜ今、このシーズンにまたこのような映画が公開されたかは不明だが、これはおもしろい!ラストはありきたりといえば、そうだけど、結局ああいう終わり方で、こちらとしては大満足!ということで、日本公開はいつになるかわからないけど、気長に待ちましょう。SF大好きな私にはとってもスカッとした作品でした。(2000/1/24)

004.Next Stop Wonderland / ワンダーランド駅で (1998/USA) ★★★
cast : Hope Davis, Philip Seymour Hoffman, Victor Argo
staff : Brad Anderson (director/writer)
1998年作品。アメリカ。オープニングからMiramax系の作品。といっても、いい意味でだ。映像的にもインディペンデント系の雰囲気を上手く利用して仕上がっている作品で、全編に使用されているボサノバはなかなか効果的。いまいち盛り上がりに欠けるストーリーも、音楽を効果的に使うことで、オシャレに見せてしまう監督の腕がなかなかいい。会話が中心の映画なので、エンターテイメント性に若干欠けるものの、なかなか面白い監督の価値観を楽しめる。(2000/1/22)

003.The World Is Not Enough / ワールド・イズ・ノット・イナフ (1999/USA) ★★★
cast : Pierce Brosnan, Sophie Marceau, Robert Carlyle, Denise Richards, Desmond Llewlyn, John Cleese
staff : Michael Apted (director), Bruce Feirstein / Neal Purvis (writer)
1999年作品。アメリカ。ロジャー・ムーア以降の007シリーズは、妙にハリウッド映画化してきて好きでない人もいるのでは?007シリーズとしては、やはり初代Sean ConneryからRoger Moore(3年前、ハリウッドでみましたが、相変わらず渋かった!素敵!)の時のような映画の雰囲気がよかったのだが(イギリス映画っていう感じがして)、最近はCGを駆使した極上のアクションを売りにしているのだろうか。でも、1本の映画としては全然悪くないし、P.Brosnanのシリーズはわりと好きなほうだ。不可能なアクションをがんがんCGで表現しているところもこの映画の特徴か。(笑) テーマ曲はGarbageが担当。なかなかクールなサウンドに仕上がっている。監督は「ブリンク」「ボディ・バンク」のM.Apted。この映画の中で、引退を促していた唯一のオリジナルメンバー、Q役としておなじみのDesmond Llewlynは、残念ながら、サイン会の途中で交通事故に会い、この作品が最後となってしまった。今後は、やはり今作品にもでてきたJohn Cleeseにバトンタッチだろうか。(彼は「ワンダとダイヤと優しい奴ら」などに出ている、モンティ・パイソン派)(2000/1/16)

002.Deuce Bigalow: Male Gigolo / デュース・ビガロウ 激安ジゴロ!? (1999/USA) ★★
cast : Rob Schneider, William Forsythe, Oded Fehr, Richard Riehle
staff : Mike Mitchell(director), Rob Schneider / Harris Goldberg
1999年作品。アメリカ。久しぶりにみたおバカ映画。正直言って、脚本はくだらなすぎ!でもRob Schneiderの演技はなかなかすばらしい。コメディアンとしての才能は確かにあるとみた!彼のS.N.L.時代を知らないので、どのような笑いを求めているのかわからないけど、Adam Sandlerみたいなおバカ路線で行くなら、この映画もなかなかいいかも!?私が映画で彼を始めてみたのは「ジャッジ・ドレッド」。あとは、"Seinfeld"や"Ally McBeal"にゲスト出演したので、覚えている方もいるのでは!?最近見た"Big Daddy" (A.Sandler主演)でも、おバカな役をやっている。実は、彼は友人の知り合いなのだが、非常にフレンドリーで面白い人だそうだ。ちょっと今後に期待したい。よくよく他の出演者を見ると、W.ForsytheやR.Riehleなどもでていて、ちょっと意外だった。(2000/1/15)

001.The Legend of 1900 / 海の上のピアニスト(1999/ITY) ★★★
cast : Tim Roth, Pruitt Taylor Vince
staff : Giuseppe Tornatore(director), Ennio Morricone(music)
1999年作品。アメリカ・イタリア合作。「ニューシネマ・パラダイス」の監督さんということで、結構期待してみてしまった。音楽もE.モリコーネということで、プッシュしていたのは知っていたけど、実際興行収益はどうなったんだろう・・・。などと、余計な心配をしてしまう。作品自体はよくできていると思う。というのも、やはりTim Rothの淡々とした演技が光る作品。実際かなりの練習をしたといわれている演奏シーンもよかったし、彼はどうやらハリウッドよりもマイナーな作品のほうが光る。(この作品はマイナーじゃないけど)感動シーンがちとくどいため、いまいち素直に感動できなかったのも確かだ。が、ニューシネマ〜とは違った感じで、今回は大きなスケールで描かれた作品だった。スケールは大きくても、1900の住んでいた世界は、始まりがあり、終わりがある世界だったんだな〜。。。途中流れる不調和音を使った曲が不思議な感じで映画に溶けこんでいた。(2000/1/1)

*** 鑑賞リスト ***
1996年以前に鑑賞した映画はア〜ワ行順にまとめてあります。
感想はところどころつけてあります。

ア行  カ行  サ行  タ行  ナ行  ハ行  マ行  ヤ行  ラ・ワ行  シリーズもの 1996年 1997年 1998年 1999年 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年